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電子黒板からカラー電子ペーパーまで、次の教育ICTには何が採用される? 最先端が分かる「EDIX 東京 2024」で各社のブースを見てきた(4/7 ページ)
EDIX 東京 2024は教育関連のICTに直接触れられる貴重な展示会だ。注目の展示を記事で紹介する。
アイ・オー・データ機器は大型提示装置のテレビとしての利用を提案
液晶ディスプレイをはじめとするPC周辺機器メーカーとして有名なアイ・オー・データ機器のブースでは、人感センサーを搭載した液晶ディスプレイや大型提示装置をテレビとして使うソリューションなどを展示していた。
「BizCrysta」という法人向け液晶ブランドの新製品「LCD-BC271DW-F」は、明るさセンサーと人感センサーを備えており、液晶の前から人が離席すると自動的に液晶の電源をオフにし、また人が戻ってくると液晶の電源をオンにできるため無駄な電力消費を防げる。
さらに「学校×防災」というテーマで、地震などの緊急時に学校の大型提示装置にテレビチューナーを接続して情報を得られるというソリューションのデモも行っていた。テレビを受信するにはアンテナが必要になるが、マスプロ電工などが発売している室内用簡易アンテナでも十分受信できるという。
その他、電子黒板と同じように利用できるタッチ操作対応の65型液晶ディスプレイ「LCD-CU651EDB-T」や、液晶ディスプレイにSTBを接続してサイネージ的に使うソリューションを紹介していた。
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