完全ワイヤレスイヤフォンはここまで来た! フラッグシップモデル「JBL TOUR PRO 3」を試す:盛りだくさんにも程がある!(2/3 ページ)
JBLの完全ワイヤレスイヤフォンで最高位モデルとなる「JBL TOUR PRO 3」が登場した。非常に多機能な本製品を早速試してみた。
強化された空間サウンド
JBL TOUR PRO 3では、空間サウンドも強化された。空間サウンド自体は前モデルでも対応していたが、今回新たにヘッドトラッキング機能が追加された。空間サウンドは、自分を取り囲むように音が聞こえてくる機能だが、ヘッドトラッキングにより頭を動かしても音が常に前方から発せられているように聞こえてくる。これにより、劇場やコンサート会場で聞いているような没入感を体験可能だ。
スマート充電ケースもアップデート トランスミッター機能も
イヤフォンだけでなく、スマート充電ケースもアップデートしている。まず、ディスプレイのサイズが前モデル(1.45型)から約29%大きい1.57型になった。待ち受け画面にバッテリー状態を表示できるようになり、再生中のアルバム名や楽曲名の表示に加え、日本語表示にも対応した。
再生/停止やボリューム調整、ノイズキャンセリングのオン/オフ、イコライザーの設定などをスマート充電ケースで行えるのは従来通りだ。メールなども表示できるが、件名のみで本文までは分からない。JBL TOUR PRO 2では日本語表示できなかったが、JBL TOUR PRO 3では日本語に対応している。
こうした操作はイヤフォンのタッチ操作でも行えるが、シングルタップやダブルタップ、左右イヤフォンでの操作の違いなど、覚えるのが面倒な上に誤動作も多い。イヤフォン利用中に、手元にあるはずの充電ケースで操作できるのは便利だろう。
また、スマート充電ケースにオーディオトランスミッター機能が追加された。USB Type-Cケーブルの他、付属のUSB Type-C→AUXケーブルを利用して、ゲーム機やPC、TVなどに接続するとスマート充電ケースをトランスミッターとして、イヤフォンで聞くことができる。送信はAURACASTに対応しているので、AURACAST対応デバイスであれば、複数のイヤフォンやヘッドフォン、スピーカーなどで同時に音楽を楽しむことも可能だ。
USB Type-C→AUXケーブルが付属しているので、Bluetoothに対応していなくても、ゲーム機やカーステレオ、飛行機の機内など3.5mmジャックがある機器であればJBL TOUR PRO 3を接続して利用できる
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