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ビクターの“耳をふさがない”新作イヤーカフ型イヤフォン「HA-NP1T」の完成度が高い! カラバリと中高音域のクリアさ、価格に魅力あり(2/3 ページ)

質や装着感などイヤーカフ型イヤフォンとしての質もトップレベルで、既に人気を集める他社製品に強力なライバル出現となりそうです。

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装着感は?

 イヤーカフ型イヤフォンは、1日中着けっぱなしにするような使い方に適していると筆者は思っています。つまり長時間着けても耳が痛くならないことが最も重要な要素です。

 HA-NP1Tはフレキシブルアジャストという機構によって、ニッパー君のロゴが印刷されている側の本体が可動して耳に固定されます。他社製品は柔らかい素材のクリップ部分を広げて耳を挟むタイプが多いので、1つの差別化ポイントになっています。

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フレキシブルアジャストという機構の動き

 気になる実際の装着感ですが、「装着していることを忘れそうになる感覚」は十分に実現されており、とても快適です。フレキシブルアジャストで耳を挟む強さが適切なのか、8時間装着しても不快感はなく、頭を振っても落ちそうになることはありません。これなら運動にも安心して使えるでしょう。

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装着イメージ(公式サイトより)

 そして筆者がイヤーカフ型イヤフォンを評価する上で基準にしている人気製品「HUAWEI FreeClip」との相対的な比較ですが、HUAWEI FreeClipと交互に装着を試してみると、HA-NP1Tはほんの少しだけ重く、挟む力が強く感じられることに気付きました。

 しかし、実際の重量はHA-NP1Tが片耳約4.9g、HUAWEI FreeClipが片耳約5.6gと、不思議なことにHA-NP1Tの方が数値上では重いのです。おそらくですが、HUAWEI FreeClipは本体の片方が球体で角度が稼げているため、最低限の圧力でうまく耳に引っ掛けられている構造が要因かもしれません。本当にわずかな差ではありますが、“装着していることを忘れそうになる感覚”はHUAWEI FreeClipが少しだけ勝っています。

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○で囲った部分の形状の違いで、必要な挟む力が変わっている?

 HA-NP1Tの本体には物理的なボタンを搭載しており、1回押し、2回押し、3回押し、4回押し、1秒長押しで再生/停止、曲送り/曲戻し、音声アシスタントの起動、低遅延モードのオン/オフ、サウンドモードの切り替え、通話といった機能を呼び出せます。タッチセンサー式を採用する製品より確実に操作しやすいです。IPX4相当の防水機能も備わっています。

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物理ボタンを搭載しているので、タッチセンサー式よりも操作はしやすいです
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専用アプリでは、ボタンの動作を変更できます

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