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今なら1.5万円から買えるXiaomiの8.7型Androidタブレット「Redmi Pad SE 8.7」が“ごろ寝”にちょうどいい(3/3 ページ)

「用途を限定すればもっと価格の安いタブレットがあるのではないか」といろいろと調べたところ、どうやらXiaomiの「Redmi Pad SE 8.7」シリーズが良さそうだ。

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予想を裏切られた動作感

 外観の出来が良い意味で予想を裏切ったが、実際の動作面においてはどうだろうか。割り切った用途なので、ホーム画面のスクロールやWebブラウザの動作、Kindleアプリのページ送りはある程度のもたつきを感じるのだろうな、と覚悟はしていた。

 だが、初期セットアップを完了した後の動作は予想以上に快適で、見事に筆者の懸念を振り払ってくれた。

 例えば、ホーム画面の動作においては画面ロック解除直後に少しカクツキを感じる物の、致命的に動作の遅れが発生するわけでもない。

 ただ、内蔵ストレージのアクセススピードによるものなのか、ギャラリーアプリの立ち上げや、Webブラウザを立ち上げた際に若干の読み込み待ちが発生する。しかし、決してストレスを感じるほどの遅さでもないため十分に許容範囲内だろう。

 Webブラウザの動作については、Google Chromeをインストールして主要なサイトにアクセスしてみたが、若干の遅延読み込みが発生する物の実用に耐えうる動作を実現しているし、文字入力についてももたつきを感じさせない。

photophoto 左がGoogle Chrome、右がMiブラウザでそれぞれUFO Testでリフレッシュレートを測定した結果だ

 1点残念な点を上げるとすると、ディスプレイのリフレッシュレートが90Hzに対応しているとうたっているが、Google Chromeでは60Hzで動作してしまう。これはどちらかというとアプリ側の仕様なので仕方がないとはいえ、少し残念だ。

 ただし、標準ブラウザのMiブラウザであれば90Hzで動作するため、もしWebブラウザでリフレッシュレートを90Hzで動かしたいのであれば、「Miブラウザ」を使ってみると良いだろう。

Kindleアプリで快適な読書環境を実現!

 ホーム画面の動作や、Webブラウザの動作も快適に行えていたため、大きな懸念点はなかったが、試しに普段よく利用するKindleアプリをインストールして動作を確認してみた。

 本棚からの本のダウンロードもWi-Fi環境下では、もたつくこともなく数十秒ほどでダウンロードが完了する。

 ホーム画面やアプリの動作確認中に、内蔵ストレージのアクセススピードに起因した読み込み待ちが発生していたため、書き込みスピードは問題ないのか少し不安だったが、それも杞憂に終わった。

 ページ送りの動作についても、本を開いた直後は確かに少し引っ掛かりを感じたが、読み込みさえ終われば快適に動作する。

 ただし、Kindleの本棚に保存している書籍の一覧を表示させる際には若干の読み込み遅延が発生するため、全てにおいて快適に動作するまでには至らなかった。

 とはいえ、総合的に見ればストレスを感じるほど動作が遅いというわけもなく、5:3のアスペクト比のおかげでマンガや小説も快適に閲覧できるので、この価格帯で手に入るフルカラー対応の電子書籍リーダーとしては、満点に近い出来と言えよう。

用途を限ればタブレット購入費用は安く抑えられる

 冒頭を振り返ると、筆者個人としても「タブレット端末を購入するのであれば、1台で何でもできた方が便利」と考えていたものの、最近のiPadの値段高騰にうんざりしていた。

 そんな中、ふとゲームや動作が重たいアプリはPCや手元のスマートフォンに任せて、ごろ寝や新幹線移動時の暇つぶしについては、「用途が限定されるため低価格帯モデルを購入すれば良いのでは?」という仮定のもと、Redmi Pad SE 8.7を購入してみたが、想像以上に満足できる結果となった。

 もし筆者のように、ごろ寝タブレットや暇つぶし、読書用のタブレットを探している方がいれば、iPad mini 7の購入以外にRedmi Pad SE 8.7を選択肢に加え、年末に備えて財布へのダメージを極力回避するのもありだろう。

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