Intelが「Core Ultraプロセッサ(シリーズ2)」のラインアップを一気に拡大 ノートPC向けを中心にデスクトップPC向けや組み込み用も:CES 2025(2/3 ページ)
Intelが「Core Ultraプロセッサ(シリーズ2)」のラインアップを一気に拡大した。ノートPC向けにメモリを統合“していない”3シリーズを投入する他、デスクトップPC向けにアンロック非対応製品を用意する。【更新】
Core Ultra 200Uプロセッサ(メインストリームノートPC向け)
「Core Ultra 200Uプロセッサ」(開発コード名:Arrow Lake-U)はCore Ultraプロセッサ(シリーズ1)におけるUシリーズの後継モデルで、メインストリームのノートPC向けCPUとなる。搭載製品は、PCメーカーを通して2月から順次発売される予定だ。
基本設計は、先に紹介したCore Ultra 200Hプロセッサと同様で、Pコアが最大2基となり、GPUコアがXe-LPGアーキテクチャ(最大4基)に変更されていること以外に大きな違いはない。
ラインアップ
Core Ultra 200Uプロセッサのラインアップは以下の通りだ。全モデル共に、PBPは15W、MTBは57Wに設定されている(★印が付いているものはvPro Enterpriseに対応)。
- Core Ultra 5 225U
- CPUコア:計12基
- Pコア:2基(1.5GHz〜4.8GHz)
- Eコア+LP Eコア:10基
- スマートキャッシュ(L3キャッシュ):12MB
- GPUコア:4基
- CPUコア:計12基
- Core Ultra 5 235U★
- CPUコア:計12基
- Pコア:2基(2GHz〜4.9GHz)
- Eコア+LP Eコア:10基
- スマートキャッシュ(L3キャッシュ):12MB
- GPUコア:4基
- CPUコア:計12基
- Core Ultra 7 255U
- CPUコア:計12基
- Pコア:2基(2GHz〜5.2GHz)
- Eコア+LP Eコア:10基
- スマートキャッシュ(L3キャッシュ):12MB
- GPUコア:4基
- CPUコア:計12基
- Core Ultra 7 265U★
- CPUコア:計12基
- Pコア:2基(2.1GHz〜5.3GHz)
- Eコア+LP Eコア:10基
- スマートキャッシュ(L3キャッシュ):12MB
- GPUコア:4基
- CPUコア:計12基
Core Ultra 200Sプロセッサ(デスクトップPC向け)
デスクトップPC向けの「Core Ultra 200Sプロセッサ」(開発コード名:Arrow Lake-S)には、アンロック非対応製品が追加される。搭載PCや一部モデルにおけるリテールパッケージ(箱入りの単体CPU)は、1月13日(米国太平洋時間)から順次発売される予定だ。
ラインアップ
Core Ultra 200Sプロセッサ(アンロック非対応)のラインアップは以下の通りだ。PBPは通常モデルが65W、省電力モデル(モデル名末尾に「T」が付くもの)が35Wとなる。モデル名に「F」が付くものは、内蔵GPUが省かれている。vProへの対応は、組み合わせるマザーボードによって異なる(内蔵GPUなしモデルは無条件で非対応)。
【通常モデル】
- Core Ultra 5 225/225F
- CPUコア:計10基
- Pコア:6基
- Eコア:4基
- GPUコア:3基
- CPUコア:計10基
- Core Ultra 5 235
- CPUコア:計14基
- Pコア:6基
- Eコア:8基
- GPUコア:3基
- CPUコア:計14基
- Core Ultra 5 245
- CPUコア:計14基
- Pコア:6基
- Eコア:8基
- GPUコア:4基
- CPUコア:計14基
- Core Ultra 7 265/265F
- CPUコア:計20基
- Pコア:8基
- Eコア:12基
- GPUコア:4基
- CPUコア:計20基
- Core Ultra 9 285
- CPUコア:計24基
- Pコア:8基
- Eコア:16基
- GPUコア:4基
- CPUコア:計24基
【省電力モデル】
- Core Ultra 5 235T
- CPUコア:計14基
- Pコア:6基
- Eコア:8基
- GPUコア:3基
- CPUコア:計14基
- Core Ultra 5 245T
- CPUコア:計14基
- Pコア:6基
- Eコア:8基
- GPUコア:4基
- CPUコア:計14基
- Core Ultra 7 265T
- CPUコア:計20基
- Pコア:8基
- Eコア:12基
- GPUコア:4基
- CPUコア:計20基
- Core Ultra 9 285T
- CPUコア:計24基
- Pコア:8基
- Eコア:16基
- GPUコア:4基
- CPUコア:計24基
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Core Ultra(シリーズ2)にデスクトップ/ハイエンドモバイル向けモデルが登場! これまでのIntel製CPUとの決定的な違い
Intelが、Core Ultraプロセッサ(シリーズ2)に高性能デスクトップ向けの製品(開発コード名:Arrow Lake-S)を追加する。同時に、高性能モバイル向け製品(開発コード名:Arrow Lake-HX/H)が追加される
新型SoC「Intel Core Ultra 200V」シリーズ発表! AMDやQualcommを上回る性能とバッテリー駆動時間をアピール 搭載PCは9月24日から発売
IntelがLunar Lake(開発コード名)と呼ばれていたモバイル向け新CPU「Intel Core Ultra 200V」シリーズを正式に発表した。
「AI PC」がベールを脱ぐ! 次世代のモバイル向け「Core Ultraプロセッサ」正式発表 搭載ノートPCは順次発売
Intelが発表を予告していた「Core Ultraプロセッサ」が、ついに正式発表された。全てのモデルにAIプロセッサ(NPU)を搭載しており、NPUを利用できるアプリのパフォーマンスが大きく向上することが特徴だ。
「Core Ultra 200Sプロセッサ」のパフォーマンスが安定しない? Intelが原因と対策を公表
Core Ultra 200Sのベンチマークテスト結果にばらつきがある――そのことを受けて、Intelがその対応策を公表した。CES 2025でも追加の対策が発表されるという。
Intelの新型「Core Ultra 200Sプロセッサ」は何がすごい? 試して分かった設計方針の成果と限界
Intelのデスクトップ向け最新CPU「Core Ultra 200Sプロセッサ」のアンロック対応版が発売された。ハイパースレッディング非対応であることなど、そのパフォーマンスがいかほどのものか気になる人もいるだろう。この記事では、Core Ultra 5 245K(実売価格6万円程度)とCore Ultra 9 285K(実売価格11万6000円程度)の実力をチェックしていく。


