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AYANEOが宇宙に進出!? 地上で“爆速”を実現するかもしれない「AYANEO AG01 Starship Graphics Dock」開封レビュー(2/2 ページ)

AYANEOは、同ブランド初となるeGPU「AYANEO AG01 Starship Graphics Dock」の発送を開始した。本製品はAMD Radeon RX 7600MXTやツールを使わず換装できるSSDスロット採用など機能性の高さだけでなく、他社eGPUと異なり、デザイン性も高い。まずは独特な外観などをレビューしていく。

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AYANEO AG01 Starshi Graphic Dockのデザインがいい!

 AG01で特徴的な部分は、何といってもこのデザインだろう。eGPUの多くはシンプルな箱型だが、AG01は様子が異なる。海外ドラマ「スタートレック」に登場した「Picard号」のような配色(別のカラーバージョンは全体がグレーのInterstellar Gray)とメカメカしさが、宇宙船を思わせる。

デコラティブ
シンプルな外観が多い外付けGPUボックスが多い中で、本製品はかなり装飾が施されて異彩を放っている。なお、右側のボタンやSwitchのようなものは全て装飾であり、これといった機能はない

 GPUは6nmプロセスのAMD Radeon RX 7600MXT、グラフィックスメモリは8GB、TGPは可変で100W/12Wとなっている。切り替えには本体に備わっているスイッチ「Turbo Knob」(ターボノブ)を利用する。ハード側にこのようなノブがあるため、よりパワーを必要とする場面でAG01の電源をオフにすることなくスピーディーかつ容易に切り替えられるのがうれしい。

ターボノブ
少しひねるだけでTGP出力を変えられるターボノブ。ツヤっとしていて良い

 ホストからはUSB4またはOCuLinkで接続し、USB4での接続であれば100WのUSB Power Delivery(PD)によりホストへの給電も行える。また、最大毎秒40GBでのデータ通信に対応するため、AG01をドッキングステーションとして使うことも可能だ。

 映像出力ポートは4つある。DisplayPort 2.0(4K 120Hz/8K 60Hz対応)×2と、HDMI 2.1(4K 120Hz/8K 60Hz対応)×2だ。

 その他のインタフェースは、USB 3.2 Gen 2 Standard-A、1000-BASE-T対応の有線LAN端子となっている。その他に、SDメモリーカードスロットとM.2 2280形状のSSDを挿入できるPCI Express 3.0対応のスロットがあるので、外付けストレージとしても活用可能だ。

AG01正面
こちらはAG01の天面
AG01背面
AG01の背面。端子類のほとんどがこちらにまとまっている
AG01前面
AG01の前面には端子類がない
AG01右側面
右側面にはベンチレーショングリルとアクティブ冷却排気システムがある
AG01左側面
左側面の上には通気孔が、下にはSDメモリーカードスロットをカバーするゴムがある
SDメモリーカードスロット
ゴムカバーをめくるとスロットが現れる
AG01底面
底面には製品名や型番などが記載されている右側のノブはM.2スロットのカバーを着脱する際に利用する
SSDスロット
ノブを回してロックを解除するとM.2 2280サイズのSSDを装着可能なPCI Express 3.0対応のM.2スロットが現れる

 冷却機構は、強力で大きめの静音ファンと大きめのベイパーチャンバープレートからなっている。

 AYANEOブランドのPCはもちろんのこと、USB4やThunderbolt 3/4、OCuLink搭載Windows PCと接続して使うことができる。USB4ケーブルとOCuLinkケーブルが付属しているので、対応するPCがあれば、すぐに接続できるだろう。

左からOCuLinkケーブルとUSB4ケーブル
左からOCuLinkケーブルとUSB4ケーブル。付属するのがありがたい
OCuLinkケーブル
余談だが、OCuLinkケーブルの端子の色が本体カラーに限りなく寄せているところがデザイン重視のAYANEOらしいと感じた

 次回は、接続したPCのパフォーマンスにどのような影響をもたらすかを試していきたい。

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