20パターン以上に変形するスタンド付きiPadケース「MOFT ダイナミックフォリオ」を試す 折り紙がモチーフ(3/3 ページ)
今回は11インチiPad Pro用モデル(7880円、早割では6280円から)を例に、どんな使い方ができるのかをじっくりと試してみた。
Apple Pencilユーザーは必携のホルダーもオプションで用意
もう1つ、本製品にはオプションとして、Apple Pencil装着用のホルダー(1480円)が用意されているので、あわせて紹介しておこう。
一般的に、Apple PencilをiPadの側面に取り付けたままバッグ内に放り込んでしまうと、少しの衝撃で外れてしまい、次に取り出した時は行方不明になっていることがほとんどだ。あったはずのApple Pencilが見当たらずにバッグの中を探し回ったり、実際に紛失した経験があったりする人がいるかもしれない。
このオプションを取り付けておけば、Apple Pencilを保持した状態を保つことができる。薄いプレートを挟むようにして合体させるのだが強度は高く、Apple Pencilがむやみに外れることもなくなる。Apple Pencilを所有しているユーザーは、本体とまとめて購入することをおすすめしたい。
問題は「折り方を思い出せるか否か」
以上のように、MOFTのこれまでのiPadケースのノウハウの集大成と言っていい製品で、折り方のバリエーションの豊富さは“ダイナミック”の名に恥じないが、唯一のネックは、どのように折れば希望の形状を再現できるか、すぐには思い出せないことだ。
なにせここまで見てきたように、その折り方のパターンは20近くあるので、瞬時に思い出すのはまず不可能だ。実際に使うのはせいぜい数パターン止まりだったとしても、前回試して具合のよかった折り方がどうしても思い出せず、困り果てることはしばしばある。
これについて決定的な解決方法はないのだが、本製品は各部に複数のマーク(丸、線)がついており、それぞれのマーク同士を吸着させることによって、その先の折り方のパターンが変わってくる。そのため、自分が求める折り方は、最初にどのマークとどのマークを吸着させるべきなのかを覚えておけば、少なくとも迷路に入り込むことはなくなる。
とはいえ、トータルで20パターン近くもあることから、多少なりとも限界はある。本稿では1つのパターンにつき3つの方向から撮影した写真で折り方の外観を紹介したが、チュートリアルに掲載されている折り方のうち、どうやっても再現できないパターンがいくつかあったほどで、写真を見ただけで折り方が分からない場合もある。
国内でも、海外と同様に人気を博すのは間違いないが、それぞれの折り方について「〇〇モード」という名前をつけるだけではいまいちピンと来ない。「60度にしたい場合はこのように折る」といった具合に角度からの逆引きができるよう、動画によるチュートリアルがぜひ欲しいところだ。
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