「Ring」の屋外向けネットワークカメラ用オプションに新モデル! ソーラーパネルにも対応した純正マウントを試して分かったこと:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/3 ページ)
Ringの屋外用ネットワークカメラで必須ともいえるオプション製品に新モデルが登場した。従来モデルとの違いを中心に、試して分かったことをまとめた。
取り付け方法変更で「お試しでの取り付け」がやや手間に
一方でマイナス面もある。本製品はクランプ構造だった従来モデルのように手軽に取り外せなくなったことから、取り付け位置を上下させたり、一旦取り外して別のところに装着したりする場合も、その度に締めたメタルバンドを緩めたり締めたりという、かなり大掛かりな作業が必要になった。
これらのメタルバンドは、住宅設備にこういった機材を取り付けるために広く使われている汎用の部品で、しっかり締めるには電動ドライバーを使うのが望ましい。特にメタルバンドの長さが余る場合、プラスドライバーだけでは端までしっかりと巻き取るのは困難で、試行錯誤しつつ設置場所を決めていく場合はかなり手間がかかる。
とはいえ、盗難防止という観点では理にかなっているので、製品として変な方向に進化したわけではない。「お試しでの取り付け」がやや面倒になっただけで、製品としてはこちらの方があるべき姿といえるだろう。
ソーラーパネルなしでも利用可能 屋外設置に最適
以上のように、対応モデルや用途が変わったわけではなく、従来モデルで手探りだった設計を一から見直したリニューアルモデルということで間違いなさそうだ。取り付け先であるポールの左側に障害物があり、従来モデルでは設置できなかった場合も、本製品ならば問題はないだろう。
発表から2カ月、今のところ欠品する様子を見当たらないので、従来モデルに比べると供給の問題も改善されていると見られる。実売価格も従来モデルと同じ3180円で、カラーもこれまでと同じくホワイト/ブラックの2色が用意されている。ソーラーパネルなしでも使えることから、Ringのカメラを屋外に設置する場合は、迷わず調達することをお勧めする。
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