日本でも人気の「NZXT」が新型ケース「H9 Flow」や連結ファン、水冷ユニットを披露:COMPUTEX TAIPEI 2025(2/2 ページ)
人気PCケースメーカー「NZXT」が、COMPUTEX TAPEI 2025に合わせて新型ケース/ファンやマザーボードを披露した。展示の内容をチェックしてみよう。
3基のファンが1つのフレームに収まった「F420 RGB Core」
ケースファンを複数取り付ける時、ネジ回しやケーブルが多くて大変だ――そう思ったことはないだろうか。そんなねじ回しを楽にして、さらにドレスアップまでできるのが新型のファン「NZXT F420 RGB Core」だ。
本製品は3基のファンが1つのフレームに収まっていることが特徴で、ねじ回しが1基分で済み、接続するケーブルも1つだけで済むので組み立てが楽になる。さらに、側面にRGBライトが一直線に施されているため、ライティングのための手間も省ける。
名前の通り、本製品は420mmサイズとなっており、先述したH9 Flow RGBには1基、Flow RGB+には2基付属する。単品販売はケースと同様にブラックとホワイトの2色展開となる。
日本では5月30日に発売される予定で、想定価格は1万2980円となっている。
水冷クーラー「Kraken」にも新モデル
「NZXT Kraken」のブランド名で展開する水冷クーラーにも新モデルが登場する。
「NZXT Kraken Elite 420 RGB」は、先述のF420 RGB Coreをファンとして採用した上で、水冷ヘッドに2.72型IPSディスプレイを搭載している。RGBファンと水冷ヘッドにあるディスプレイの見た目が良いだけでなく、流量とヘッド圧力を改良した新設計の「NZXT Turbine Pump」を採用することで水冷パフォーマンスを向上したことも特徴だ。
「NZXT Kraken Plusシリーズ」は、水冷ヘッドに1.54型ディスプレイを搭載し、こちらもNZXT Turbine Pumpを新規に採用した。RGBライトの「あり」「なし」を選択可能で、サイズは240mm/280mm(RGBライトなしのみ)/360mmの3種類を取りそろえる。ファンはシングルフレームで高静圧/低騒音の「NZXT F120P」(280mmモデルのみ「NZXT 140P」)を搭載し、低負荷時はファンが止まる「Zero PPMモード」にも対応する。
日本での発売は5月30日を予定している。
H9 Flowにピッタリなデザインのマザーボード「N9シリーズ」
NZXTは、独特な外観のマザーボードも販売している。「NZXT N9シリーズ」は、表面をほとんどヒートシンクで覆っており、あえて基板を“見せない”デザインなのが特徴だ。AMD X870Eチップセットを搭載し、Ryzen 7000シリーズ以降に対応する「NZXT N9 X870E」は4月に発売済みで、Intel Z890チップセットを搭載し、Core Ultra 200Sプロセッサに対応する「NZXT N9 Z890」も近日中の発売を予定している。
CPU回りのヒートシンク上部にあるLEDライティングが美しいことが特徴の本シリーズだが、もちろんパフォーマンスにも妥協はない。
SSD用のM.2スロットはAMDモデルが4スロット、Intelモデルが5スロットあり、一部はPCI Express 5.0接続にも対応している。またVRMヒートシンクを冷却するためにI/Oパネルとヒートシンクの間にファンを2基搭載しているため、長時間CPUに負荷をかけていてもしっかりとVRMを冷却可能だ。
デザイン的には、先に紹介したH9 FlowシリーズやKraken Eliteとピッタリだ。
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