ピラーレスで小型！ しかも空調強化のNZXT新型ケース「H6 Flow」が話題に：古田雄介の「アキバPickUP！」（1/4 ページ）

NZXTの新型PCケース「H6 Flow」が複数のショップに並び、本体やラジエーター収納部をモジュール式にしたInWinの「ModFree」が注目を集めるなど、PCケースの大物が複数登場している。

[古田雄介，ITmedia]

　先週（11月5日週）のアキバで最も多くの展示機を目にしたのは、NZXTの新型ミドルタワーケース「H6 Flow」だ。

前方右側に斜めの吸気面――1.8万円弱〜で「H6 Flow」がデビュー

　前面から左側面にかけて強化ガラスをピラーレスで組み、フロント右側を斜めにカットした側面には、3連の120mmファンを並べる独特の形状をしている。光らないファンを採用した標準モデルの「H6 Flow」が1万8000円弱、ARGBファンを採用した「H6 Flow RGB」が2万2000円弱となる（税込み、以下同様）。それぞれホワイトとブラックを選べる。

TSUKUMO eX.に並ぶ「H6 Flow」

フロント右側に斜めカットの吸気面がある

　本製品を取り扱うショップの評価はいずれも高い。TSUKUMO eX.は「（2023年1月に登場した）『H9』シリーズをコンパクトにして、前方からのエアフローが後方に流れやすくなっていますね。H9は“映え”を意識する人に定番の人気がありますが、それをしのぐポテンシャルがあるかもしれません」と話していた。

　ドスパラ秋葉原本店も「強化ガラスの見栄えとエアフローの確保を両立させつつ、コンパクトというのがすごいですね。マザーボードの裏面側も広く、配線も調整しやすいと思います」と褒めちぎる。

　H9のサイズが約290（幅）×466（奥行き）×495（高さ）mmなのに対して、H6 Flowは約287（幅）×415（奥行き）×435（高さ）mmとなる。365mm長までのグラフィックスカードが組み込めて、最大163mm高のCPUクーラーまで搭載可能だ。

ドスパラ秋葉原本店に並ぶ「H6 Flow」

パソコン工房秋葉原本店の入り口近くにも展示されていた

　続いて、もう1つ話題を集めたユニークなPCケースをチェックする。