Lian-Liが冷却ファン売り場の覇権を握った理由:古田雄介の「アキバPickUp!」(2/4 ページ)
PCパーツショップの冷却ファン売り場では、Lian-Li Industrialの連結&ワイヤレス制御ファンが多くのスペースを埋める光景をよく目にするようになった。先週も、定番をより盤石とするような新シリーズが投入された。
2万円切りのキロワット電源&13万円超えの1600W電源が登場
先週は電源ユニットの新製品も多かった。
コスパの高さで目立っていたのは、玄人志向のフルモジュラーATXシリーズだ。80PLUS GOLD認証を受けており、ラインアップは定格1000Wの「KRPW-GS1000W/90+」と850Wの「KRPW-GS850W/90+」、750Wの「KRPW-GS750W/90+」の3種類だ。価格は順に2万円弱と1万6000円弱、1万5000円弱となる。
入荷したTSUKUMO eX.は「あらゆるパーツが値上がりする中で、80PLUS GOLD認証のフルモジュラーのキロワット電源が2万円で買えるというのはすごいですね。奥行きも約140mmで扱いやすく、売れ筋になる予感がします」と高く評価していた。
逆に高級路線で目立っていたのが、ASUS JAPANのフルモジュラーATXシリーズ「ROG THOR」の新作だ。マグネット式OLEDディスプレイを搭載し、グラフィックスカードへの電圧供給を従来比で最大45%向上させている。
ラインアップは80PLUS TITANIUM認証を取得した定格1600Wの「ROG THOR 1600W Titanium III」と、80PLUS PLATINUM認証取得で定格1200Wの「ROG THOR 1200W Platinum III」、80PLUS PLATINUM認証取得で定格1000Wの「ROG THOR 1000W Platinum III」の3種類となる。
価格は順に13万5000円弱と8万3000円弱、8万円弱だ。なお、1600Wモデルは100V給電環境では最大1300W出力となる。
同店は「最上位の1600Wモデルは即売り切れになりました。ROGシリーズをこよなく愛するエンスーな方はもちろん、GeForce RTX 5090をバリバリ動かしたいということで大容量電源を求める人も増えていますしね」と話していた。
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