JR東日本トレインシミュレータに「東武鉄道編」登場 スカイツリーラインと東上線を運転できて3980円(本編が別途必要)
JR東日本と音楽館が提供するPCゲーム「JR東日本トレインシミュレータ」の追加コンテンツとして、私鉄路線が加わることになった。その第1弾は「東武鉄道」だ。
東武鉄道、JR東日本(東日本旅客鉄道)、音楽館は8月7日、JR東日本と音楽館が提供するPCゲーム「JR東日本トレインシミュレータ」の追加ダウンロードコンテンツ(DLC)として、「東武鉄道編」を配信することを発表した。配信開始は8月26日の予定で、価格は3980円(※1)となる。
なお、追加DLCをプレイするには、別途JR東日本トレインシミュレータの本体プログラム(2980円、※2)が必要となる。
(※1)米ドル建ての場合は30.99ドル
(※2)米ドル建ての場合は22.99ドル
JR東日本トレインシミュレータ 東武鉄道編の概要
東武鉄道編で運転できるのは、東武スカイツリーライン(※3)の北春日部〜北千住間と、東上線(※4)の志木〜池袋間の2路線2区間となる。いずれも上り(起点駅方面への運転)のみの運転となる。
(※3)伊勢崎線の浅草〜東武動物公園間の愛称
(※4)厳密には「東上本線」が正式名称だが、実際の案内では“本”を抜いた「東上線」が使われる
使用車両は両路線における主力車両の1つである「10030型」(「10000系」電車のマイナーチェンジ車)で、映像は東武博物館(東武鉄道が設立した財団法人)の監修の元で過制作したものを再編集して使っている。実際に使われた自動放送/運転士喚呼/車掌放送なども収録する予定だという。
同じ形式の車両だが、東武スカイツリーラインと東上線(池袋〜小川町間)では使っている保安装置が異なり、その関係で運転台の仕様も異なる。しかし、Steamの製品情報ページを見る限り、運転台の仕様の違いもきちんと再現できているようだ。
左が東上線仕様、右が東武スカイツリーライン仕様の運転台。東上線の池袋〜小川町駅間は「T-DATC」と呼ばれる車内信号式の保安装置を使っているため、車内信号関連の表示器が複数追加されている(出典:Steam)
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