念願の10GbEに対応したMINISFORUMのミニワークステーション「MS-A2」を現役情シスが試す:逸般の誤家庭にもピッタリ(2/3 ページ)
新モデルのMS-A2はわれわれ“逸般”の“誤家庭”ユーザーも満足できる仕様に大幅にアップグレードされたようだ。そこで、実機を手元に用意してMS-A2の詳細に迫っていこう。
MS-A2の内部をチェック!
外観チェックはこれくらいにして、MS-A2のカバーを外して内部を詳しく見ていこう。カバーを外すと見えるのが、前モデルのMS-A1には搭載されていなかったPCI Expressの拡張スロットだ。
スロット形状はPCI Express x16のハーフハイトスロットだが、実際はPCI Express 4.0 x8で動作する。さらにMS-A2のPCI Express拡張スロットはPCIe分岐(バイフリケーション)に対応しており、PCI Express 4.0 x8をPIC Express 4.0 x4×2基に分割できる。まさにかゆいところに手が届く仕様だ。
最大で96GBのメモリをサポート
メモリスロットには、ラジエーターを取り外すことでアクセスできる。サポートされているメモリはノートPC向けのSO-DIMM DDR5-5600で、最大で96GBのメモリを搭載できるため、なおさら仮想サーバにぴったりなモデルと言えよう。
U.2 NVMeも従来通り利用できるが、搭載できるNVMe SSDは減少
前モデルのMS-A1は、M.2 NVMe SSDを4枚搭載できたが、MS-A2は搭載できるM.2 NVMe SSDは3基と1スロット分が少なくなっている。
これはPCI Express拡張スロットを搭載したことで、NVMeスロットが1つ削減されたためだ。Intel版のMS-01と同じ構成となった。
その代わり、PCI Express拡張スロットはPCIe分岐に対応しているため、PCI Express拡張スロットにM.2とPCI Expressのアダプターを搭載すれば、計5枚のNVMe SSDを搭載することも可能だ。
MS-A2は前モデルと同じく、M.2をエンタープライズ向けのインタフェース規格であるU.2にも変換が可能だ。
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