「iPhone Air」が放つ圧倒的オーラの正体に迫る 実機で確かめて分かった驚き(5/5 ページ)
Appleのスマートフォンに新モデル「iPhone Air」が加わった。ナンバリングモデルではない、注目の1台に林信行が触れた。
ウェアラブルとして着こなせるスマートフォン
とにかく、これだけ薄型でありながら、ほとんど妥協のないほぼPro仕様レベルのiPhoneとして使えてしまうことがiPhone Airの魅力だが、実はこれに加えてもう1つ、iPhone AirにはこれまでのiPhoneになかった魅力がある。
それはウェアラブルとして着こなせるスマートフォンとしての魅力だ。Appleのデザインチームは、今回このiPhone Airを人々が日常生活でどのように使うかを想像しながら、本体と同時にアクセサリーの開発を進めていた。
せっかくの本体の薄さを損なわない「MagSafe対応iPhone Airケース」もその1つで、ノギスを使ってその薄さを測ってみたところ、何と0.97mmだった。
だが、それ以上に魅力的なのが、本体色と合わせたカラーバリエーションが用意された「iPhone Airバンパー」だ。厚さは実測で8.9mmと、本体側面を守るケースだが本体との密着感が高く、装着するとまるで最初からそのような形の製品だった印象すら与える。
この両ケースにも増して素晴らしいのが「クロスボディストラップ」と呼ばれるストラップだ。
今、特に女性のiPhoneユーザーの中には、長いストラップを付けたポーチやケースでiPhoneを肩から斜めがけして使っている人が多いが、本体と同時にデザインを始めたApple純正の斜めがけストラップが登場した形だ。
ストラップだけで9980円と高価だが、実は長さ調整で二重になる部分がバラバラにならないように繊維が磁性を帯びていてピッタリくっ付くようになっており、長さ調整の金具やボタン、ケースに繋ぎ止める糸の取り付け部分に至るまで美しく作られている。
実際に使ってみるとこれが快適で、そもそも最初からこういう製品だったのではないかと思えてくる。
スペースブラック/クラウドホワイト/ライトゴールド/スカイブルーの4つのカラーバリエーションどれもが美しく、黒モデルでは他のカラーバリエーションとは異なる黒いプラトーを楽しむことができるが、その中でも新色のスカイブルーの美しさが際立っているように感じる。
iPhone Airはスペックで選ぶスマートフォンではなく、潔くそぎ落としながら楽しむスタイル/姿勢で選ぶiPhoneだ。自分に合いそうだと思う人は、まずは近くの販売店で実機に触れてみてほしいと思う。
撮影協力:kudan house(関連記事はこちら)
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