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AIスピーカーフォンの新作「Insta360 Wave」を試す 面倒な議事録作成の特効薬になりそう武者良太の我武者羅ガジェット道(3/3 ページ)

全方位カメラでおなじみのInsta360が新たに発売する「Insta360 Wave」は、その課題を一気通貫で解決してくれるものとなりそうです。

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AI文字起こし/議事録はブラウザからもアクセスできる

 もう1つの重要な機能であるAIサービスとの連携ですが、クラウドサーバにアップロードするタイプです。自動要約をオンにしておくと、録音終了後にすぐ作業を開始してくれます。

 なお、Insta360 Wave自体がネットワークと接続されている必要があります。Insta360 Waveには下部にタッチスクリーンがあるのですが、ここからWi-Fiのパスワードを入力するのは難しいため、専用アプリから設定しましょう。

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使用状態になると現れるタッチスクリーン。AI機能の「有効にする」をタップする
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AIに議事録をまとめてもらうときは、専用アプリの「会議議事録」の「開始」をクリックする
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文字起こし、要約結果などはInsta360 InSightのページで確認できる

 Insta360 InSightは有料のサブスクリプションサービスのようです。Insta360 Wave接続時に1カ月1200分まで利用できるProプランが開放されますが、記事執筆時点ではメンバーシップの詳細ページにアクセスすることができず、1年などの期間限定のものか、永続的に使えるものかは分かりませんでした。

ドングルを使ったワイヤレス接続も可能

 バッテリーを内蔵したInsta360 Waveは、ワイヤレスでの運用も可能です。専用の通信ドングルが付属しますが、これがUSB Standard-Aの形状となっています。Windows環境での利用者が多いと判断してのことでしょうか。

 なおUSB Standard-A to Cの変換コネクターも付属しているので、MacBookユーザーでも安心して使うことができます。

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ドングルは本体上部のスペースに入れておくことができる
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MacBookで使う際は、変換コネクターを用いる

 Insta360 Waveのハードウェアおよびサービスも含めた全体を通しての印象ですが、扱いやすいソリューションであると感じました。ただし、いくつか気になるところがあったのも事実です。

 その1つは、専用アプリのインストール方法が分かりづらいこと。Insta360 Waveのストレージ内にインストーラーが入っているのですが、USBの設定をファイル転送モードにする必要があるのです。初期設定の案内で設定変更の手順が表示されなかったため、最初の段階で戸惑うユーザーがいるかもと感じましたね。

 またUSBなどで接続しているのだから、録音したデータはPCに転送し、そこからクラウドにアップロードしてほしいとも感じました。オフィス/会議室によってはWi-Fiのアクセスポイントを切り替える必要がありますが、全ての接続設定を行う手間は少々厄介です。可能であれば、ソフトウェアのアップデートで改善してほしいですね。

 また、今回は実際に試していませんが、本体上部に「Insta360 Link 2/2C」を固定してシームレスに連携させられるようです。

(製品協力:Insta360 Japan

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