11型Andoridタブでプロジェクターも内蔵! タフ過ぎる「Blackview Active 12 Pro」を試して分かったこと(2/3 ページ)
スマートフォンやタブレットを手掛けるBlackviewから、異色の11型タブレット「Blackview Active 12 Pro」が発売された。注目の機能をチェックした。
SoCにDimensity 7300を搭載
ここからは、タブレットとしての性能にも触れておこう。
ディスプレイは11型で、解像度1920×1200ピクセル、リフレッシュレート90HzのIPS液晶で、カバーガラスにはCorning Gorilla Glass 5が使われている。
SoCはMediaTek Dimensity 7300で、メモリは12GBまたは16GB(LPDDR5)、ストレージは256GBか1TB(UFS 3.1)だ。最大2TBのmicroSDメモリーカードにも対応する。さらに、デュアルnanoSIMをサポートしており、5G通信を利用できるが、eSIMには非対応となる。
本体サイズは約267.7(幅)×179(奥行き)×28.3(厚さ)mmで、重さは約1522gだ。耐衝撃性のため、ボディーの四隅はゴムでしっかりとカバーされている。前モデルとなる「Active 10 Pro」には約108万画素のメインカメラと約20万画素のナイトビジョンカメラを搭載していたが、本機は約108万画素のシングル仕様となっている。
背面には4つのネジ穴があり、各種オプションを装着できるようになっている。標準ではキックスタンドが付属し、オプションでハンドストラップやショルダーストラップも用意されるようだ。
バッテリー容量は3万mAhで、動画視聴なら約21時間、ブラウジングなら約26時間の連続使用が可能とのことだ。また、出力120Wの急速充電に対応しており、約136分で満充電にできる。
ただし、今回利用した製品には、欧州向けCプラグの120W充電器が付属していた。今後、日本市場向けに発売されるモデルは変更されるとのことだが、当面は自分で用意する必要がありそうだ。
なお、製品自体は技適認証を受けており、日本国内でも安心して利用できる。
あまり処理性能を重視するタブレットでもないとは思うが、Geekbench 6の結果は、シングルコアが「1055」、マルチコアが「3147」となった。余程クリエイティブな使い方をしない限りは問題なく動作するだろう。
3DMarkやPCMarkなども試したかったのだが、対応していないとのことでインストールできなかった。ただしWebの情報を見る限り、問題なく利用できているようなので、これは使用した評価機側の問題なのだろう。
実際のゲームタイトルとして原神を軽くプレイしてみたが、決して快適とは言えないものの、問題なくプレイできた。とはいえ本体が重いので、ボディーを抱えてプレイするのは現実的ではない。スタンドで立てかけたり、プロジェクターで投影しながらワイヤレスコントローラーを使ったりするのが現実的だ。
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