クマを検知できる防犯カメラ「AI熊さんカメラ」登場 家庭用と法人用を用意
名古屋市を拠点とするレッツ・コーポレーションが、クマをAIで検知できるカメラキットの新バージョンを発売した。カメラを「検出用」「録画用」の2台構成とした上で、法人向けのProモデルでは検出用カメラを高倍率とすることで最大100m先のクマを見つけられるようにした。
レッツ・コーポレーションは11月7日、AIを使ってクマを検知できる防犯カメラ「AI熊さんカメラ」「AI熊さんカメラ Pro」を発売する。同日から予約販売を開始する予定で、参考価格は家庭向けのAI熊さんカメラが12万3200円、法人向けのAI熊さんカメラ Proが43万7800円となる。
製品の概要
AI熊さんカメラとAI熊さんカメラ Proは、その名の通りAI(人工知能)を使ってクマを検知できる監視カメラで、2024年9月に製品化した初代モデルをパワーアップしたものとなる。
初代との一番大きな違いは、カメラが「クマ検知用」「録画用」の2台セットとなっていることだ。法人向け(Pro)モデルはクマ検知用カメラを高倍率ズーム対応(8倍→33倍)とすることで、最長検出距離を約10mから約100mに引き上げている。なお、カメラの映像は2台共に録画される。
クマを検知すると付属のパトロールランプが光ると共に、スピーカーでアラートを発するようになっている。クマの他、イノシシ/アライグマ/キョン/猿/人(不審者)の検知も可能だ。
家庭向けモデルでは、検知したクマなどを常に中央に据えて撮影する「トラッキングモード」に対応している。一方で、Proモデルはあらかじめ設定したポイントを上下/左右/ズームして順番に自動撮影(巡回)していく「高度パトロールモード」を備えている。
なお、Proモデルには「オオカミマスク」が付属する。これはクマ検知用カメラにかぶせるもので、「害獣を威嚇する効果が期待できます」とのことだ。
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