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TCLが“日本仕様の”エアコンを2026年1月に発売 AIを使った節電機能を備えるエントリーモデルを投入

TCL JAPAN ELECTRONICSが、日本のエアコン市場に参入する。第1弾はエントリーモデルだが、AIを活用することで節電可能なことが特徴だ。

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 TCL JAPAN ELECTRONICSは12月15日、家庭用エアコンを2026年1月下旬から日本市場で発売することを発表した。第1弾は日本市場向けに開発したエントリーモデルながらも、AI(人工知能)を使った節電機能を備えるのが特徴だ。冷房能力別に4モデルが用意されており、想定価格は以下の通りとなる。

  • 2.2kWモデル(目安は6畳):8万円前後
  • 2.5kWモデル(目安は8畳):9万円前後
  • 2.8kWモデル(目安は10畳):10万円前後
  • 4.0kWモデル(目安は14条):12万円前後
発表会
TCLが日本市場向けのエアコンを投入する(左上から時計回りに2.8kWモデル、4.0kWモデル、2.5kWモデル、2.2kWモデル
発表会
12月15日に行われた発表会では「TCLブランドアンバサダー就任式」も併催された。登壇者は左からTCL JAPAN ELECTRONICSの久保田篤氏(マーケティング戦略本部 本部長)、同社の蒋賛社長、ブランドアンバサダーの平野歩夢さん、TCL JAPAN ELECTRONICSの杉原俊裕氏(営業部 部長)

 今回投入するエアコンはAIを活用した節電機能によって冷房時の消費電力を最大18.1%削減できるという。特に2.2kWモデルは2027年度の「省エネ基準」を100%達成している。

 「日本市場向け」のポイントは幾つかあるが、北海道から沖縄までをカバーすべく特に外気温の稼働範囲は意識して開発したそうだ。室外機は−15度〜55度の範囲で利用できる。

AI
AIを使うことで冷房時の消費電力を最大18.1%削減できるという
日本向け
日本市場向けの製品として、日本の利用環境を意識した設計としたそうだ

なぜエアコンを投入?

 TCL JAPAN ELECTRONICSは、中国の家電大手TCLの日本法人だ。TCL JAPAN ELECTRONICSは日本市場においてスマートTVやサウンドバーといった「黒物家電」を中心に展開しているが、スマートホーム実現の観点から「白物家電」のラインアップの拡充を狙っている。

 実は、同社は2024年から日本において一部販路で冷蔵庫を販売しており、今回投入するエアコンは「TCLの白物家電」の第2弾となる。今後、製品ジャンルがどこまで広がるのか注目だ。

冷蔵庫
TCL JAPAN ELECTRONICSは、日本において2024年から一部販路で冷蔵庫を販売している。写真は11月に発売された2ドア冷凍冷蔵庫「TR-BH14A」(左)と4ドア冷凍冷蔵庫「TR-B37A」(右)
ポートフォリオ
ポートフォリオにエアコンが加わることで、さらなる販売拡大を図る
アンバサダー
日本におけるTCLのブランドアンバサダーとして、北京オリンピック(2022年)においてスノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢さんが就任する。なお、TCLは2032年まで「AV機器」「ホームアプライアンス」カテゴリーにおけるオリンピック/パラリンピックパートナーを務める(参考リンク

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