“ASUS×GoPro”の異色コラボPC「ProArt GoPro Edition」実機レビュー メモリ128GBでLlama 3も動く、約1.3kgのモンスターPC:武者良太の我武者羅ガジェット道(2/4 ページ)
ASUSとGoProがコラボしたクリエイター向けPC「ProArt GoPro Edition」をレビューする。約65万円という強気な価格ながら、1.3kgのボディーにRyzen AI MAX+と128GBメモリを凝縮。巨大LLMの動作から360度映像編集まで、撮影・取り込み・公開のワークフローを1台で完結させる、クリエイターの理想を具現化した怪物級ノートPCの実力を探る。
大規模なパラメーターを持つLLMも動かせるハイエンドPC
プロセッサはデスクトップ用のパフォーマンスに迫る「Ryzen AI MAX+ 395」を搭載しています。GPUとして「Radeon 8060S」を内蔵しており、128GBという広大なメモリ空間をメインメモリ/グラフィックスメモリに割り当てられます。
グラフィックスメモリには最大96GBまで割り当てが可能なため、ローカル生成AIの活用シーンでも極めて有力なスペックを誇ります。具体的には「Llama 3.1 70B」の8bit量子化版を扱える他、4bit量子化であれば「Mixtral 8x22B(141B)」の動作さえも視野に入ります。
グラフィックスメモリを多用するクリエイティブアプリを活用したいときにも、頼もしく感じるポイントですね。
ストレージは標準で1TB SSDを搭載しています。ディスプレイは13.3型OLED(2880×1800ピクセル/リフレッシュレート60Hz/タッチ操作対応)です。本体サイズは約298.2(幅)×209.9(奥行き)×15.8〜17.7(高さ)mm、重さは約1.39kgです。このスペックを持ち歩ける薄さ/軽さに収めているのが最大の特徴でしょう。
キーボードは13.3型ノートPCとして標準的なレイアウトですが、特筆すべきはタッチパッドの左上に配置された独自の機構です。
円形のデザインが施されたこの部分は、ASUS独自の「DialPad」です。タッチ式のダイヤルコントローラーとして機能し、中心部をタップして機能を切り替え、アプリ内のスライダーなどを直感的に操作できます。
DialPadはアプリごとにカスタマイズが可能で、映像編集におけるクリップの送りやトリミングといった操作にも対応します。習熟には多少の時間を要するものの、外付けコントローラーを介さずとも、本体のみで編集作業の生産性を劇的に向上させられます。
F8キーには、コラボモデルの証としてGoProロゴが刻印された「GoPro Hotkey」が配置されています。これは、通常映像や360度映像の再生/編集を行う「GoPro Player」を一瞬で呼び出せる専用のショートカットキーです。
特典として、年2台までのカメラ交換保証や容量無制限のクラウドストレージ(GoPro動画用)、さらに高度な手ブレ補正機能「HyperSmooth Pro」などが利用できる「Premium+」サブスクリプションの6カ月利用権が付属します。このプランは年間99.99ドル(約1万5500円)相当の価値があるため、半年間の無料提供はユーザーにとって大きなメリットといえるでしょう。
インタフェースは、最大40Gbpsの転送と映像出力/PDに対応したUSB4を2ポート備える他、USB Standard-A(10Gbps)、HDMI 2.1出力、3.5mmオーディオコンボジャック、そしてmicroSDメモリーカードリーダーを搭載しています。
GoProで撮影した素材を、microSDメモリーカードから直接取り込めるワークフローがハードウェアレベルで最適化されている点は、高く評価すべきポイントです。
5.3Kや360度映像は1クリップのファイルサイズが大きいため、ワイヤレスで転送するには多くの時間がかかりますが、microSDメモリーカードから直接ならば素早くインポート/バックアップが可能です。
付属ACアダプターは200W。USB Power Delivery対応充電器での充電も可能ですが、ProArt GoPro Editionのフルパワーを長時間引き出したいときは、こちらも持ち歩きたいですね
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