簡単だけど時間が掛かる TerraMasterのNASキット「F2-425」でHDDを交換してみた【容量アップ編】(2/2 ページ)
TerraMasterのNASキット「F2-425」を導入してみて、アプリをレビューしようと思ったのだが、先に「より大容量のHDD」を試したくなった。そこで、ウエスタンデジタル(WD)の協力を得て、HDDの換装を試してみようと思う。
ステップ3:本体の電源を入れる
ストレージベイに新しいHDDを戻したら、電源ボタンを押して電源を入れよう。すると、未換装のHDDからOS(TOS)が起動する。
これで普通に起動する……と思いきや、起動が完了するとビープ音が断続的に鳴り響く。これはディスクアレイに異常が発生したことを知らせるものだ。TRAIDを構成しているHDDの片方が入れ替わったのだから、正常な挙動である。
放って置くと、ビープ音はずっと鳴り続ける。音を止めるには、PCかスマートフォンのWebブラウザから「TOSデスクトップ」にアクセスして、画面右側の点滅している「ブザーの停止」(ベルのアイコン)をクリックしよう。
ステップ4:ディスクアレイの修復を実施する(とても時間がかかる)
ビープ音を止めたところで、ディスクアレイの異常は解消していない。この後、TOSデスクトップでそのままディスクアレイの修復を進める必要がある。手順は以下の通りだ。
- TOSデスクトップ上で「コントロールパネル」(歯車のアイコン)をクリック
- 「ストレージプール」をクリック
- 「RAIDが劣化している」と表示されているストレージプールをクリック
- 「編集」(紙にペンのあるアイコン)をクリック
- 「RAIDの修復」を選んで「次へ」クリック
- 「次へ」をクリック
- アレイを組むHDDとして、新しいHDDにチェックが入っていることを確認して「次へ」をクリック
- 警告を読んだら「確認」をクリック
- 新しいHDDに行われる設定を確認したら「確認」をクリック
HDDを取り換えるとRAIDが組めていない状態になるので、コントロールパネルの「ストレージプール」でエラーが発生することになる。「RAIDが劣化している」という表示が出ているのは、今回に限っていうと“正常”だ
上記のプロセスが完了すると、ディスクアレイの修復が始まる。作業の進捗(しんちょく)はストレージプールの画面で確認できる。また、開始時に通知として完了目安時間が表示される。筆者は換装前のストレージプールに742GBのデータを保存していたが、TOSの見立てでは「約156.3分」と表示されたが、実際は130分程度で完了した。保存容量がより大きい場合、これよりもより多くの時間を要するので注意したい。
なお、修復作業中もNASへのデータアクセスは問題なく行える。ただし、通知文にもある通り、通常時よりも読み書きの速度は低下するので注意したい。
少し“いじわる”だが、修復作業中に「CrystalDiskMark」を使って読み書き速度をチェックしてみた。前回の結果と見比べると読み書き速度は遅くなっているが、実用的には影響が少ない程度に収まっている
ステップ5:ステップ1に戻る(2台同時換装の場合)
HDDを1台だけ換装する場合は、ステップ4で作業完了だ。もう1台同時に換装する場合は、「ステップ1」に戻って換装作業を進めよう。
時間は掛かるがノートラブルで換装完了
NASのHDDを実際に換装してみて分かったのだが、これは気の遠くなる作業である。ただ、頻繁に行うものでもない上に、換装が終わればより快適な環境を望めるのだから、PCやスマホを使う際のイベントの1つと考えて楽しむのもアリだろう。
実際に換装してどうなったのか――次回は換装後のパフォーマンスをチェックしつつ、本来は今回予定していたTOSアプリの主なアプリの利用所感をまとめる。
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