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NVIDIAが「G-SYNC Pulsar」対応ディスプレイを日本初披露 何がすごい?(1/2 ページ)

NVIDIAが、東京・上野で開催したリアルイベントにおいて、「NVIDIA G-SYNC Pulsar」対応ディスプレイを国内で初披露した。その特徴を改めて確認しよう。

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 NVIDIAは4月4日、esports Style UENO(東京都台東区)でリアルイベント「NVIDIA Gamer Day 2026」を開催した。本イベントでは、新しい表示同期技術「NVIDIA G-SYNC Pulsar」に対応するディスプレイが日本で初めて公開されたので、紹介しよう。

ROG Strix Pulsar XG27AQNGV
日本におけるG-SYNC Pulsar対応ディスプレイの第1弾となるASUS JAPANの「ROG Strix Pulsar XG27AQNGV」

そもそも「G-SYNC Pulsar」って何?

 G-SYNC Pulsarは、NVIDIAの表示同期技術「NVIDIA G-SYNC」の最新版という位置付けだ。従来の同期技術では“排他”となりがちだった「ティアリング(表示ズレ)の解消」と「モーションクラリティー(動体の明瞭な表示)」の両立を実現したことが特徴だ。

590,G-SYNC Pulsarの技術解説動画(日本語字幕付き)

 従来のG-SYNCと比べると、ユーザーから直接見えないところではディスプレイへの実装方法が変わっている

 従来のG-SYNC対応ディスプレイでは、G-SYNC対応GPU(グラフィックスカード)と表示同期を取るためのチップ(モジュール)を追加実装していた。それに対して、G-SYNC Pulsar対応ディスプレイは、ディスプレイの機能をつかさどる「ディスプレイスケーラー」に同期機能を“直接”組み込んでいる

 G-SYNC Pulsar対応のディスプレイスケーラーはMediaTekからリリースされている。ディスプレイメーカーはこれを組み込むことで、G-SYNC Pulsar対応ディスプレイを従来よりも手軽に開発できるという。

ディスプレイスケーラー
G-SYNC Pulsarでは、従来は別チップだった同期機構をディスプレイスケーラーに統合した

 一方で、ユーザーにも体感できる変化として、先述の「ティアリングの解消」と「モーションクラリティー」の両立が挙げられるが、これを実現したのがディスプレイバックライトのパルス化だ。これにより、実際のリフレッシュレートの4倍相当の明瞭さを得られるという。

 G-SYNC Pulsar対応ディスプレイの第1弾は、全て「WQHD(2560×1440ピクセル)/360Hz」という仕様にそろえられているが、単純計算すると「360Hz×4=1440Hz」相当の視覚効果を得られることになる。これは、特にシューティングゲームのプレイ時に効果を発揮する。

 なおこのパルス化は、G-SYNC Pulsarをオンにするとリフレッシュレートが90Hz以上になった場合に動作する。

Pulsar
G-SYNC Pulsarでは、フレーム時間の25%でバックライトのパルス化を実施している。これにより、ティアリングを解消しつつ、動体の明瞭化を図っている
NVIDIAが「Counter-Strike 2」でG-SYNC Pulsarの効果を再現したイメージ動画
こちらは「Anno 117: Pax Romana」でG-SYNC Pulsarの効果を再現したイメージ動画。この技術のポイントは、動画では再現しきれない点にある

 G-SYNC Pulsar対応ディスプレイの第1弾製品は、全て「G-SYNC アンビエント アダプティブ テクノロジー」にも対応している。その名の通り、この技術は内蔵の光センサーを使って画面の色温度や輝度を自動調整するものだ。

 これをオンにしておけば、「昼間に輝度を上げてそのままにしておいて、夜にそのままプレイして目がくらむ」といったことを避けられる。

G-SYNC アンビエント アダプティブ テクノロジー
G-SYNC Pulsar対応ディスプレイの第1弾は、全てG-SYNC アンビエント アダプティブ テクノロジーにも対応する

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