PC高騰時代の選択肢 安心のメーカー再生PC「Reborn VAIO」が選ばれる4つの理由(1/4 ページ)
部材価格の高騰などにより、PC製品の値上げが相次ぐ昨今。その中で、VAIOが手掛けるメーカー認定リファービッシュ(再生)PCが「Reborn VAIO」だ。好調な売れ行きを見せるReborn VAIOは、どのようにして新品同様の品質へと生まれ変わるのだろうか。その秘密を探るべく、安曇野の整備工程に潜入した。
PCの価格高騰が進む中で、注目を集めているのがVAIOのリファービッシュPC「Reborn VAIO」だ。
VAIOは4月23日、部材価格の高騰などを背景に、製品価格を一斉に値上げしており、本誌の調査によると数%〜30%の値上げ幅となっている。モデルスペック構成により差があるが、大容量のメモリやSSDを搭載した構成ほど値上げ率は高いという傾向がある。全体としては10%後半から20%前後の水準となっている。
だが、Reborn VAIOは法人向け/個人向け共に値上げの対象からは外れており、従来からの価格を維持。現在、用意している2021年10月発売の「VAIO SX14」をベースとしたモデルでは、法人向けが9万9800円、個人向けが9万4800円で販売中だ。
VAIO SX14は14型ディスプレイを搭載したノートPCで、CPUはCore i5-1135G7(4コア8スレッド)、メモリは16GB、SSDは256GBといった仕様である。
コストパフォーマンスを重視するユーザーにとって、Reborn VAIOは有効な選択肢の1つといえるだろう。
スマホ感覚で中古PCを選ぶ時代へ 広がる新たなユーザー層
Reborn VAIOはメーカー保証が付いたリユースPCだ。長野県安曇野市にある本社工場で同社基準による厳しい動作確認とクリーニングを行い、バッテリーおよび一部外装部品を交換し、再整備して販売している。
一般的な中古PCとは異なり、PCメーカーの工場が持つ生産ノウハウと、ストックしている正規部材などを活用する。VAIOとしての品質を維持しながら再生/販売しているのが特徴で、VAIO 法人営業本部 Reborn VAIO事業室の花村英樹室長は、「リユースPCにありがちなさまざまな懸念点を解消し、安心して使ってもらうことができる」という。
実際、Reborn VAIOは、好調な売れ行きを示している。
2025年8月から本格展開を開始したReborn VAIOだが、現在、法人向けReborn VAIOは完売状態となっているほどの人気ぶりだ。既にまとまった台数で導入する事例が出ており、三菱HCキャピタルグループでは280台のReborn VAIOを導入したことを明らかにしている他、それ以外にも、さらに大きな規模での導入案件を獲得しているという。
また、個人向けでは、年明けから追加した学生向けモデルがSIMを付属し、4年保証付きという特別仕様が好評で、2025年度内に売り切れた状況だった。
Reborn VAIOを販売しているECサイト「VAIOストア」のレビューを見ても高い評価が集まっている。総合評価点は、5点満点で4.8点だ。
声を拾ってみると、
- 「さすが、VAIO。新品と見間違うぐらいにパーツを取り替えて、仕上げてます」
- 「よごれもなく、周辺部品も問題なし。動き、機能も期待通りでした」
- 「メーカー保証も1年間付いており、ネットで見かける中古品とは一線を画しています。Reborn VAIOは新品に近い使用感を求めつつ、価格を抑えたい方には非常におすすめです」
- 「2021年モデルですが、当時のそこそこ良いスペックの物ですし、ネット、メール、音楽や動画の再生と軽い編集しかしないのでこれで十分満足しています。新品を購入するよりエコだし、価格も安く、良い買い物でした」
といったコメントが上がっている。
花村室長は、「Reborn VAIOの購入者は通常のVAIOと少々異なり、若年層や女性層が多く、初めてVAIOを購入するといったケースが多い。スマートフォンを中古で購入する若者が増加するなど、中古の電子機器を買うことに抵抗がなくなってきていることも追い風になっている。PCでも中古を選択するというカルチャーが根付き始めているという手応えを感じている」とする。
外観もバッテリーも新品に! 「再生」を支える4つのこだわり
Reborn VAIOは、4つのポイントから再生を行っている。
1つめは、新品同様の外観としている点だ。
液晶面と底面は再利用するが、VAIOロゴが入った天板は新品に交換する他、使用感が出やすいキーボードやタッチパッド、パームレスト、ベゼルを新品に交換し、電源ボタンや外から見えるネジも新品に交換する。これによって、新品と遜色ない見た目と、使い心地を実現している。また、新品のクリーニングクロスも付属する。
2つめは、バッテリーも新品に交換するという点だ。これにより、中古PC購入時の懸念事項である「充電の持ち」といった課題をクリア。外出先でも長く利用できる。なお、ACアダプターやケーブルも新品に交換している。
3つめは、メーカー保証の付属だ。Reborn VAIOには、購入から1年間のメーカー保証が付属しており、サポートを充実させ、安心して利用できるのが特徴だ。一般的な中古PCの場合、半年間が多い。だが、メーカーが直接行う保証として、1年間のサポートが付属していることは、購入後もより安心して利用ができることにつながるのは間違いない。
そして、4つめはVAIO独自の厳格な基準により動作試験を実施している点だ。機器内部の点検やネジの増し締めなど、技術者の目で1台ずつ、丁寧にチェックしてクリーニングを行う。
Reborn VAIOは、コストパフォーマンスの高さが注目を集めている理由だが、もう1つ企業ユーザーから注目を集めている要因がある。
それは、Reborn VAIOの仕組みが、サーキュラーエコノミー(循環型社会)を構築し、企業の環境活動にも貢献できるという点だ。
同社の試算によると、Reborn VAIOでは、1台あたり約137kgのCO2排出量を削減できるという。これは、新品に比べて約59.8%の削減に相当するとのことだ。
VAIOでは、「Reborn VAIO」のロゴを制作し、本体に貼付できるようにしているが、これはReborn VAIOを導入した企業からの要請がきっかけとなっている。Reborn VAIOを使用していることを示すことで、環境活動に積極的な企業であることを社内外にアピールできるというわけだ。
Reborn VAIOとして再生するPCは、リース会社やレンタル会社などを通じて調達するが、サーキュラーエコノミーを加速させるために、これらのパートナーに対しては、新品提供時点で、3年〜4年後の買い取り予約制度を適用するのに加え、Reborn VAIOを販売する際の優遇制度、特別なオプション提供などを用意している。
「買い取り価格を事前に提示するため、その分を考慮した導入プランを検討できる。あるいはリース料金の低減にもつなげることができる」とする。
また、ユーザーには新品に近い状態で、安心して使用できるメリットを訴求する活動を推進する。
さらに、Reborn VAIOの再生に使用しなかった部品は、それぞれに再利用し、修理の際にも部品の低価格化につなげることができる。もちろんReborn VAIOの引き取りも行い、再生して寄付するということも検討している。
「Reborn VAIOを中心として、共創するパートナーとの連携を進めていく。販売パートナー、ユーザー、そして社会に対して、三方良しの環境を実現する。新品販売から1つの輪でつながる、廃棄ゼロの未来を実現していく」と述べた。
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