「iPhone Duo」は開けばiPad、閉じればiPhone? いいえ「別ジャンル」です──使うと見えてくる、Appleが考える「フォルダブルスマホ」の流儀:本田雅一のクロスオーバーデジタル(4/6 ページ)
Apple初のフォルダブルスマートフォン「iPhone Duo」がまもなく発売される。発売に先んじて試用したところ、Appleの目指す「フォルダブルスマホ」の形が見えてきた。
一層の成熟が求められる日本語入力
iPhone Duoに純正ケース「スタンド付きiPhone Duo フォリオ」を取り付けると、ケースのキックスタンドで立てて使えるようになる。これにBluetoothキーボードを組み合わせると、iPhone Duoは腰を落ち着いて使う仕事道具に変身する。
ただし、この構成で「PC的に使える」と結論付けるのは早計だ。フォリオケースや持ち歩くキーボードを含めた荷物を持ち運ぶ手間、作業の開始までに必要な準備、アプリでできることの検討まで合わせて考えれば、率直にいうとマニア向けの例外的なスタイルだと思う。普段からノートPCを持ち歩いているなら、それで作業した方が自然である。
「なら、どういうシーンなら役立つの?」という点だが、その答えは「スマホでは少し窮屈だが、ノートPCを出すほどでもない作業」だ。「資料の一部分を確認する」「文章を直す」「候補を比較する」といった細かいタスクを“後回し”せずに進められるなら、日々の道具としての価値はかなり大きい。
とはいえ、「それならiPadでもいいのでは?」と言われたら、その通りでもある。「なら、iPhone Duoは“どこ”を目指すのか?」は、今後、ユーザーの使い方によって変化していくことになるだろう。
なお、iPhone Duoの日本語入力機能は、特に画面を開いたときのUIについて“詰める”必要がある。画面を開いて横向きで使う場合、フリック入力用のキーボードは左右に機能が分割されるのだが、そのまま縦向きにすると「ただひたすらに大きなフリックキーボード」になってしまうのだ。しかも左右に寄せる機能も働かない。
この問題はいずれ解消されるだろうが、しばらくの間は留意しておきたい。
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