約260gの軽量化! 15.6型×2画面の変幻自在ディスプレイ「LCD15HC-IPSDUAL2」を使って分かったこと:モバイルディスプレイの道(3/3 ページ)
アイティプロテックの「LCD15HC-IPSDUAL2」は、15.6型フルHDのIPS液晶パネルを上下に連結させた2画面型のモバイルディスプレイだ。2024年に発売された前モデルから約260gの軽量化を果たしつつ、接続性の改善など基本機能の底上げが図られている。実際の使い勝手を検証した。
OSDメニューは直感的なUIだがボタンの数と配置にクセあり
OSDメニューについても見ていこう。OSDメニュー操作用のボタンは上下の画面それぞれに1組ずつ用意されており、本体の右側面に、前述のスライドスイッチを挟んで上と下に配置されている。ボタンの数が非常に多く見える原因はこれだ。
このボタンは本体の右側面に配置されているのに対し、OSDメニューの表示位置は画面の左寄せというのが若干ちぐはぐに感じるが、UIそのものは一般的な階層構造を採用しており、直感的にも分かりやすい。翻訳のチェック不足と見られる「おんりょう」など平仮名の表示が何箇所かあるのは、追って修正されるのを期待したい。
なおOSDメニューの項目は上下画面ともほぼ共通だが、音量調整は上画面のみとなっており、下画面にはない。また明るさおよび音量の調整については、メインメニューを経由せずに呼び出せるショートカットも用意されているが、こちらも下画面は音量調整が省略されている。
特徴のなさはプラスか、それともマイナスか
本製品の従来モデルにあたる2024年発売の「LCD15HC-IPSDUAL」は、2画面タイプのモバイルディスプレイとしては初期の製品だったこともあり、特定のモードでは1台のPCに2本のケーブルを接続しなくてはならないなど一癖ある製品で、動作検証に苦戦した記憶がある。本製品はそれらの問題は解消され、安心して使えるモデルに仕上がっている。
実売価格は5万円前後ということで、従来モデルの発売時価格と大きな変更はないが、これだけさまざまなデジタル製品の価格が上がっている昨今、価格帯が変わっていないことはむしろ評価すべきだろう。
一方で今は当時と違い、2画面タイプのモバイルディスプレイは同社とサンコーだけでなくプリンストン、ASUS JAPAN、アイオーデータなど多彩なメーカーが手掛けており、さらに画面サイズのバリエーションもあるなど、ユーザーから見ると選択肢が豊富にある。
本製品は基本機能の強化に注力している分、突出したアピールポイントがなく、価格勝負になった時に決め手に欠けるのも事実だ。それらをプラスと捉えるかマイナスと捉えるかで、本製品の評価は大きく変わってきそうだ。
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