> ニュース 2003年8月5日 03:48 AM 更新

写真で見るCLIE「PEG-UX50」


 「世界最小・最軽量モバイル」と銘打たれた「PEG-UX50」がまもなく登場する。CLIE初のクラムシェルスタイルを採用したUX50の実機に近い量産試作品を、まずは写真でチェックしていこう。


PEG-UX50は、写真などで見るイメージよりずっとコンパクト。画面を表に出したターンスタイルでも利用できる。このためキーボード部のほうがディスプレイ側よりも奥行きが深く、ジョグダイヤルや一部のボタンをターンスタイルでも利用できるつくりになっている

右側面には手前からスタイラスホルダ、メモリースティックスロット、ヘッドフォンジャック

左側面にはスライド式の電源スイッチ、miniUSBポートを備える。電源スイッチは手前側に引くと電源のオン/オフ、引いたまま少しホールドするとバックライトのオン/オフというPalmデバイス伝統の操作体系だ。押し込むとノートPCでいうサスペンドのような状態になる


充電用のクレードルは水平に乗せる形状で、うしろから持ち上げると簡単に外れる。クレードルに乗せた状態でも、まだまだ携帯できるサイズだ。このクレードルにでもいいからCFスロットが付いていたら……というのが編集部スタッフの多くの意見

標準の「NetFront」でZDNet Mobileのトップページを表示させてみた。縮小表示であればPC向けのWebサイトでもどうにか実用的な表示ができる。モバイルビデオプレイヤーとしての利用価値も高い製品だが、特に発色が美しいといった印象はない

キーボードは歴代CLIEの中でももっともしっかりしたつくり。両手でかかえこんだ際にも両手親指で入力できる。ただしそれ以外の入力スタイルは考えないほうがよさそうだ


本体の左手前部分にはストラップホールが備えられる。首からさげることを明らかに意識している。実際175グラムという重量は、大型化の進む最新ケータイとそれほど変わらず、首からさげても違和感がない。また平均的なサイズの胸ポケットにもすっぽり収まり、軽量、薄型であることからシャツの乱れもない


どうしてもライバル視されてしまうLinuxザウルスとの比較。横幅は本機のほうが狭いが、奥行きはほとんど同等。キーピッチなどは多少Linuxザウルスのほうが余裕はあるが、実際に文字入力してみると成人男子の平均的な手のサイズの筆者でも本機のほうが快適だった。幅が狭い分両親指それぞれがカバーできる範囲が広く、どちらの親指でも入力できるキーが多いからだ


こうして女性に持ってもらうと本機のサイズの意味が分かりやすい。片手でしっかりホールドでき、モバイルビデオプレイヤーとして利用する場合には重要なポイントになるだろう



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[坪山博貴, ITmedia ]

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