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NEC、ベトナムの携帯電話事業者から小型マイクロ波システム1000台を受注
NECは、ベトナムの携帯電話事業者GTEL-Mobileからマイクロ波通信システム「PASOLINK NEO」1000台を受注したと発表した。ホーチミンを含むベトナム南部地域のインフラ構築に用いられる。
NECは4月2日、ベトナムの携帯電話事業者であるGTEL-Mobileから超小型のマイクロ波通信システム「PASOLINK NEO」(パソリンク ネオ)約1000台を受注したと発表した。
PASOLINKは、企業の専用網や固定基幹網の無線伝送区間で使われる設備。このPASOLINKは、携帯電話事業者では基地局間の通信や基地局と制御装置間等の通信手段として用いられている。伝送容量の拡大や通信方式の追加をソフトウェアアップグレードで行えるなど、柔軟な運用が行え、平均故障間隔時間(MTBF)が100年以上と信頼性の高さも特徴となっている。
今回発注したGTEL-Mobileは、2008年8月に設立されたベトナム7番目の携帯電話事業者。2009年中のサービス開始を目標に、ホーチミンを含むベトナム南部地域のインフラ構築にPASOLINKを導入するという。
現在ベトナムにはGTEL-Mobile以外に6社の携帯電話事業者が開業しているが、NECはそのうち5社にPASOLINKを納入している。
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