テレビ・ラジオ局のケータイサイト、料金やコンテンツの傾向は
デジタルファームが、全国地方テレビ局とFM/AMラジオ局の携帯公式サイトに関する実態調査の結果を発表。サイトに取り入れる機能は、動画やショッピングが多いことが分かった。
デジタルファームは4月14日、首都圏キー局を除く全国地方テレビ局とFM/AMラジオ局の携帯公式サイトの実態概況を調査し、「第2回 全国地方TV局・ラジオ局携帯公式サイト 開設状況調査レポート」として無償配布すると発表した。無料レポートは同社サイトから申し込める。
同社は首都圏キー局を除く地方テレビ局全122社、FM/AMラジオ全96社について、携帯公式サイトの利用実態調査を行い、昨年の調査結果との比較を行った。その結果、地方テレビ局でキャリアの公式サイトとして掲載されているのは、全122社の91.0%にあたる111社で、昨年2月の調査時と比較して7社、7.7%の増となった。
有料サイトとして提供しているのは12.6%にあたる14社で、昨年の調査と比べて2社、2.9%減少した。有料サイトが減った理由は、有料サービスを廃止したサイトがあったわけではなく、有料・無料の区分変更によるもの。月額料金の平均は昨年の257.8円を上回る272.1円、また、多く取り入れられているコンテンツは、昨年同様ブログコンテンツで、動画、ショッピング、Flashコンテンツが続いた。
地方FM/AMラジオ局の場合は全96社中、携帯公式サイトを所有しているのは昨年より5社、4.4%多い73社で76.0%。うち有料化しているのは昨年より1社多い8社にとどまり、昨年と同じく有料化が進んでいない。ラジオ局の携帯公式サイトで多く取り入れられているコンテンツは、テレビ局サイトと同じブログ、動画、ショッピングとなった。
テレビ局、ラジオ局のコンテンツでは、容易に更新を行えるブログを多用し、新コンテンツとしてショッピング機能を設けるという傾向が共通している。また昨年と今回の調査から、地方テレビ局、地方ラジオ局サイト有料化はまだ少数派であることが分かった。他方で、各社自身のサイトとは別に、ある特定のコンテンツに特化した有料サイトを切り分けて持つといった展開も少数ながら見られたという。
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