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CO2排出量を最大30%削減――KDDI、エコ仕様の基地局を運用開始

KDDIが、CO2排出量を最大30%、商用電力の使用量を最大20%抑えられるauケータイ向け基地局の運用を開始した。

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 KDDIは12月3日、CO2排出量と商用電力使用量の削減に貢献するauケータイ向け基地局の運用を開始した。第1号となる基地局は新潟県新潟市内に設置され、年度内にもう1局を設置する予定。来年度以降、さらに10局を設置する計画だ。

 基地局には、太陽光発電と蓄電池を連携させるとともに、深夜電力も活用するトライブリッド方式を採用。3つの電力を制御し、時間帯ごとに効率的に基地局に供給することで、CO2の排出を削減する。

 季節に応じて最適な角度の発電効率を実現するために、京セラコミュニケーションシステムと共同開発した角度調整に対応する架台を採用。架台を地面に固定する工法としては、杭を回転させながら地盤に打ち込むスパイラル杭を採用した。

 KDDIによればトライブリッド基地局を採用することで、商用電力の使用量を20%、CO2排出量の30%の削減が見込めるという。

 同社は今後、トライブリッド方式の電力制御技術を通信局舎やデータセンター、スマートハウスへの活用を検討するとしている。

Photo
新潟県新潟市内に設置されたトライブリッド方式の基地局
Photo 新潟県新潟市内に設置されたものと同型の基地局設備(埼玉県春日部市)

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