NECは3月15日、同社がWiMAXシステムを納入した台湾の通信キャリア大同電信が、WiMAXの商用サービスを開始したと発表した。
商用サービスは、台湾南部の屏東県および東部沿岸地域に位置する花蓮県で開始され、人口カバー率(屋外)は80%となる。また5月には、屏東県に隣接する高雄県でも同様のサービスが開始される予定だ。
大同とNECは、台湾での高度情報化社会の構築と国内産業の育成を進める「M-Taiwanプロジェクト」の一環として、2009年から約1年にわたって公共機関向けにWiMAXの試験サービスを提供してきた。試験サービスの結果、日本電気はM-Taiwanプロジェクト参加オペレーター/ベンダーとして、初めて今回の商用サービス開始の正式認定を受けた。
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