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ウィルコム、W-SIM対応機器開発キットを販売――1万9900円でM2M機器の開発を促進

ウィルコムが、W-SIM対応機器の開発に必要な技術仕様書とW-SIM本体、2種類のコネクターをパッケージした開発キットを1万9900円で販売する。

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 ウィルコムは4月20日から、同社の通信モジュール「W-SIM」に対応する機器を開発するために必要な機器をパッケージした「W-SIM対応機器開発評価キット」の販売を開始した。価格は1万9900円。申し込みはWILLCOMコアモジュールフォーラムのサイトで受け付ける。

 これまでW-SIM対応機器を開発するには、年会費35万円のWILLCOMコアモジュールフォーラムの会員となって仕様書を入手する必要があり、W-SIMについても個別に購入する必要があるなどハードルが高い面があった。ウィルコムは、対応機器の開発に必要な技術仕様書とW-SIM本体、2種類のコネクターを評価キットとして安価で提供することで参入のハードルを低くし、W-SIMを活用したM2M機器開発の活性化を促したい考えだ。

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W-SIM対応機器開発評価キット。W-SIMのパケット通信は評価キット購入後1年間、動作確認と開発検証用途に無料で利用できる

 W-SIMは通信部分をモジュールにまとめることで、端末/周辺機器メーカーの無線関連部分の開発負担を軽減することを目的に開発された通信モジュール。携帯電話型端末のほかにも、カーナビや会議用スピーカーホン、電子POP専用端末などに採用された実績があり、その他の採用製品や開発中の製品についてはWILLCOMコアモジュールフォーラムのサイトで確認できる。

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