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ソニー、凸版、KDDI、朝日が電子書籍事業の準備会社設立
ソニーと凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社が、7月1日に電子書籍配信事業の準備会社を設立。10月をめどに配信プラットフォームを構築・運営する事業会社に移行し、年内の配信サービス開始を目指す。
ソニーと凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社は、7月1日に電子書籍配信事業の準備会社を設立した。資本金は3000万円で、出資比率は各社25%。事業会社には社長職をおかず、代表取締役に今野敏博(元レコチョク 取締役 代表執行役社長)と永吉久人(凸版印刷 経営企画本部 事業企画部 部長)、取締役に雨宮俊武氏(KDDI 理事 新規ビジネス推進本部長)、林智彦氏(朝日新聞社コンテンツ事業センター)が就任する。
準備会社は、電子書籍配信プラットフォーム事業のあり方を検討する目的で設立され、10月をめどにデジタルコンテンツの共通配信プラットフォームの構築・運営を手がける事業会社に移行する予定。配信サービスは年内の開始を目指す。
4社は5月27日に、電子書籍配信の新会社設立に関する発表会を行っており、事業会社で出版・新聞コンテンツの収集と電子化、管理、販売、配信、プロモーションを展開するほか、オープンな電子書籍配信プラットフォームの構築を手がけることを発表していた。
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