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2010年ケータイ夏の陣、出足は前年割れ――JEITA 6月携帯出荷台数
2010年6月の携帯・PHS出荷台数は、夏商戦に突入したことで前月に比べ台数は伸びているが、前年同期比は3カ月ぶりにマイナスとなった。
電子情報技術産業協会(JEITA)は8月10日、2010年6月の携帯電話・PHS国内出荷台数を発表した。携帯電話とPHSを合わせた出荷台数は375万1000台となり、前月の314万7000台から台数を伸ばしたものの、前年同期比では94.6%と3カ月ぶりにマイナスを記録した。
携帯電話のみの出荷台数は366万9000台で、前年同月比94.8%のマイナスとなっている。各社の夏商戦向け携帯電話が相次いで投入され、前月を上回る出荷台数を記録したが、前年の水準は下回る結果となった。また、同月のワンセグ対応携帯電話の出荷台数は287万6千台で、前年同月比は86.2%。ワンセグ搭載率は78.4%となった。
PHSの出荷台数は8万2000台で、前年同月比85.5%のマイナスとなった。前月の出荷台数は10万5000台。
JEITAは、「携帯電話市場では若干の回復傾向が見られるものの、足元の景気動向は不安定な状況が続いており、本格的な市場回復には至っていない」としている。
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