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フリービット、サーバになるSDカード「ServersMan@SD」
フリービットなど3社は、CPUやWiFiモジュール、Webサーバプラットフォームを組み込んだSDカード「ServersMan@SD」を発表した。
フリービットとaigo Digital Technology、Smart Cloudの3社は共同で、単体でサーバとして動作するSDカード「ServersMan@SD」を発表した。
ServersMan@SDは、CPU、WiFiモジュール、SDメモリモジュールをSDカードに内蔵し、その上でServersManプラットフォームを動作させることで、仮想化、およびIPv6を利用したWebサーバ、またはクライアントとして動作する。通信はすべて暗号化された専用VPNによって行われるほか、ServersMan@SDのすべての動作は内蔵CPUで処理されるため、装着する機器の性能に関わらず一定のパフォーマンスが得られるとしている。
ネットワーク接続に対応していない機器でもSDカードに対応していれば、ServersMan@SDを装着することでネットワーク機器として利用可能だ。一眼レフを含むSDカード対応デジタルカメラで撮影した写真や動画をリアルタイムにPCや携帯電話から参照したり、SDカード対応スキャナで取り込んだデータをタブレットや携帯電話から参照したりといった利用方法を想定しているほか、デジタルサイネージやセキュリティ、ヘルスケア、スマートグリッドなどの分野でも利用できるとしている。
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