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携帯で商品のバーコード読み取り、声で案内――アプリで視覚障害者をサポート
UDフォーラムが、視覚障害者をサポートする携帯ソフトを開発。携帯をかざして商品パッケージのバーコードを読み取ると、音声の商品案内を聞くことができる。
情報処理学会ユニバーサルデザイン協創フォーラム(UDフォーラム)は、パッケージのバーコードを読み取り、音声で商品を紹介するソフトウェア「Barcode-Talker forらくらくホン」を開発した。
Barcode-Talker for らくらくホンは、NTTドコモの携帯電話「らくらくホン」に対応するソフトウェア。携帯電話の内蔵カメラで商品パッケージのバーコードを読み取ると商品情報の音声案内を聞くことができる。読み上げ対象の商品点数は約230万アイテムにのぼるという。
同ソフトウェアは2月3日から、社会貢献の一環としてUDフォーラムサイトを通じて無償で提供される。また同日、情報処理学会が開催する「ソフトウエアジャパン2011」にもBarcode-Talker for らくらくホンが出展されるほか、Barcode-Talker関連のさまざまな体験型展示を展開する。
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