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スマホとARで設備を遠隔リアルタイム点検――構造計画研究所が被災地に無償提供
構造計画研究所は、AR技術を利用してAndroid端末などのカメラで映した現場状況にリアルタイムでスケッチや描画などを表示することで建物や設備などの点検を可能とする「Smart Guideware」の無償提供を開始した。
構造計画研究所は、東日本大震災の復興支援として、ARを利用した遠隔コミュニケーションツール「Smart Guideware」の無償提供を開始した。
Smart Guidewareは、建物やエレベーター、遊興施設、設備プラント機器などの点検業務において、専門家が現地に赴くことなくオフィスから高精度の点検を行えるソリューション。3G回線やWi-Fi接続などが利用できるAndroid端末やWindows PCなどで映した現場の映像や音に、文章やスケッチなどを重ねあわせることで専門家がいない遠隔地でもリアルタイムの点検や確認作業ができる。
1回目の無償利用は先着1000人限定で利用開始は5月31日以降。対応OSはWindows 7/Vista/XP、Android 2.2以降。
また、Smart Guidewareのフル機能版「Remote Guideware」の具体的な使用例や操作方法を実際にPCを使って確認できる無償のハンズオンセミナーを大阪、名古屋、東京で開催する。
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