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ソフトバンクテレコム、クラウド型エリアワンセグ配信基盤を開発
ソフトバンクテレコムが、インターネット網を活用するクラウド型エリアワンセグ配信プラットフォームを開発。広域放送向けシステムよりも経済性や効率性に優れるとしている。
ソフトバンクテレコムは6月6日、インターネット網を活用するクラウド型エリアワンセグ配信プラットフォームを開発したと発表。総務省が決定した「ホワイトスペース特区」の1つである立命館大学で利用される。また、ホワイトスペース特区の期間中、実施者向けにプラットフォームを開放する。
配信プラットフォームは、H.264エンコーダー、字幕生成、BML作成エンジンといったエリアワンセグに必要な機能をクラウドサービスとして提供する。このプラットフォームと、サービス提供地点に設置するワンセグ送信機とをインターネット網でつなぎ、エリアワンセグを実現する。運用者はワンセグ送信機の制御や番組のスケジュール管理などを、インターネット経由で操作できる。また、ライブ配信も経済的に実現するとしている
従来の広域放送向けの機器やシステムは経済性や効率性の面でエリアワンセグに適さないとして、同プラットフォームを開発。立命館大学では、学生や教職員などに対して、大学オリジナルの映像コンテンツや周辺観光情報、防災関連情報などを配信する予定。また、“束セグ”とも呼ばれる複数のワンセグを束ねたマルチワンセグ型サービスや、特定認証端末受信サービス、GPS連動型チャンネル誘導サービスなどのトライアルも計画する。
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