SMSのキャリア間相互接続、反対の理由は:調査リポート
MMD研究所が、7月からキャリア間の相互接続に対応するSMSの利用意向に関する調査結果を発表。この制度に賛成する声が圧倒的だが、迷惑メールが増えそうという理由で反対する声も。
SMS(ショートメッセージサービス)のキャリア相互接続開始を目前に控えた6月21日、MMD研究所がSMSに関する認知度と利用実態に関する調査の結果を発表した。調査は6月10日から同20日まで実施したもので、有効回答数は1332人。
SMSの認知度について調査したところ、全体の67.8%が「知っている」と回答。認知しているユーザーを対象に、SMSを実際に利用しているかを聞くと、「よく利用している」という回答が27.5%、「たまに利用している」が47.1%と、およそ4人のうち3人が利用していることが分かった。
SMSを使う理由は、「携帯の電話番号しか知らない相手にメッセージを送れるから」という回答が58.1%で最多となり、これに「キャリア同士のメールが無料だから」が43.8%、「家族間のメールが無料だから」が28.7%で続いた。
7月13日から、国内の携帯キャリア各社がSMSの相互接続を開始することについて賛否を聞くと、全体の89.3%が賛成と回答。なお「反対」と回答したユーザーのフリー回答では、「迷惑メールが増えそうだから」という理由を挙げる人が圧倒的多数となっている。
SMSの相互接続開始後に、利用するかを聞くと、全体の68.7%が「利用する」と回答した。キャリア別に見ると、ドコモユーザーは61.0%、auユーザーは67.4%、ソフトバンクモバイルユーザーが85.5%と、ソフトバンクユーザーの利用意向がもっとも高かった。
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