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言語の違いを乗り越えて、複数人とグループチャット――NICTがスマホ向け翻訳会話アプリ「ChaTra」開発
独立行政法人情報通信研究機構が、21言語の翻訳機能を備えたiPhone/Android向けグループチャットアプリ「ChaTra」(チャトラ)を開発。実験として年内にも無料公開する予定だ。
独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は10月13日、翻訳機能を備えたiPhone/Android向けグループチャットアプリ「ChaTra」(チャトラ)を開発したと発表した。実証実験として年内にも無料公開し、サービスの評価・改良を行う予定。
最大5人のユーザーまでのグループチャットに対応し、21言語のテキストを翻訳できる。このうち6言語(日本語、英語、中国語、韓国語、インドネシア語、ベトナム語)は音声入力の翻訳および翻訳内容の音声出力が可能だ。NICTが2010年8月から公開している無料のスマートフォン向け音声翻訳アプリ「VoiceTra」の機能を応用して開発した。VoiceTraは現在、50万ダウンロードを超える人気アプリとなっているという。
なお、利用にはユーザー登録が必要で、チャットは1回につき1時間の制限が設けられる。NICTでは来年度より、世界各国の研究機関と協力した実証実験も実施していく考え。
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