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重力を考慮したARを実現 無料開発ツール「metaio Mobile SDK」
ARソリューションを提供する独metaioが、無料開発ツール「metaio Mobile SDK」の最新版を公開。重力の考慮したAR表現を実現するほか、3Dレンダリングエンジンの内蔵、追尾性の高いトラッキングなどが特徴となる。
ARソリューションを提供するドイツのmetaioは、無料のiOS/Android向けAR開発ツール「metaio Mobile SDK」の3.0を公開した。新SDKでは、重力を考慮したAR表現を実現する。
metaio Mobile SDKは画像認識(マーカー型、マーカーレス型)のAR表現を可能にするSDKで、同社の提供するARアプリ「junaio」にも採用されているもの。これまでに70以上のスマートフォンアプリに導入され、「毎月およそ1000万冊もの雑誌でモバイルARを実現」しているという。
最新のSDK 3.0では、重力を考慮したAR表現に対応。例えば、ARのろうそくの火の部分を常に垂直に表現するといったことが可能になる。さらに、3Dレンダリングエンジンを内包するのも特徴。トラッキング精度も従来バージョンから向上している。
このほか同社は、チップセットメーカーとの協力によるソフトウェアのパフォーマンス向上にも取り組んでおり、ARM、ST-Ericsson、Texas Instrumentsとの協力関係を築いている。こうした取り組みの中で、「2014年までに全てのスマートフォンにARを搭載させる」目標としている。
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