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博物館の鑑賞体験、スマホでもっと豊かに――東京国立博物館らが研究プロジェクト
スマートフォンとIT技術で博物館の鑑賞体験をもっと豊かに――。東京国立博物館とISID、クウジットが「トーハクなび共同研究プロジェクト」を立ち上げた。
東京国立博物館と電通国際情報サービス(ISID)、クウジットが4月19日、博物館の鑑賞体験をスマートフォンとIT技術で深めることを目的とする「トーハクなび共同研究プロジェクト」を立ち上げた。同日からAndroid端末向けの博物館ガイドアプリ「トーハクなび」の配信を開始する。
アプリには、2011年に東京国立博物館で貸し出しサービスを行った位置連動型博物館ガイド「とーはくナビ」をベースに、博物館の総合文化展を巡る5つの見学コースを収録。「日本美術入門コース」と「日本美術の流れコース」では、来館者の位置に応じて自動的にガイドが再生される。
プロジェクト期間は2013年3月末までを予定。初回配布版アプリにはスタンプラリー機能が搭載され、今後も鑑賞体験の幅を広げるコンテンツを順次追加するという。
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