安全なWi-Fi環境でスマートデバイスからイントラネットにアクセス――「KDDI ビジネスセキュアWi-Fi」
KDDIが1月下旬から、スマートフォンやPC、タブレット端末からイントラネットにセキュアにアクセスできるWi-Fi環境構築サービスを提供する。
スマートフォンやタブレット、PCから、セキュアなWi-Fi環境でイントラネットにアクセス――。KDDIが1月28日から、企業を対象とするWi-Fi環境構築サービス「KDDI ビジネスセキュアWi-Fi」の提供を開始する。サービスの提供に先立ち、12月17日から申し込みを受け付ける。
iPadやiPhone、AndroidスマートフォンやタブレットなどのWi-Fi対応機器を、オフィスや店舗、倉庫などの業務現場から安全かつ高速にイントラネットにアクセスできるよう、セキュアなWi-Fiネットワーク環境を構築するサービス。IEEE802.11n対応の高速なWi-Fi環境と、WPA2エンタープライズに対応した強固な暗号化機能、ユーザ認証、デバイス認証機能などのセキュリティ機能を用意した。なお、同サービスは、イントラネットサービスとセットで、設置から運用、保守まで一括で提供する。
WPA2 エンタープライズに対応するユーザ認証、デバイス認証機能はプライベートクラウドで提供。無線LAN規格はIEEE802.11 a/b/g/nに対応し、2.4GHzに加え、干渉の影響を受けにくく安定した高速通信が可能な5GHz帯にも対応する。
サービスは利用ユーザ数、デバイス数に応じた月額料金制で提供され、月額利用料はユーザ認証の場合が315円/ユーザー、証明書認証の場合が525円/デバイス。Wi-Fiアクセスポイントの月額レンタル料は3765円〜/APで、AP設置/初期設定の一時金として1アクセスポイントあたり5万2500円〜が必要となる。
例えば200平方メートルのオフィスで接続端末数40台、Wi-Fiアクセスポイント2台利用、ユーザID/パスワードによる認証、平日9時〜17時のオンサイト保守といったケースでは、 一時金が10万5000円、月額料金は1万9950円になるという。
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