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遺跡のそばにメガソーラー、2013年6月末に12MWで発電開始:電力供給サービス
佐賀県は遺跡で有名な吉野ヶ里歴史公園の北西に隣接する未使用地に、大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設する事業者を募集していたが、NTTファシリティーズや佐賀大学ほか3社の連合を事業者に選定した。
佐賀県と佐賀県神埼市は、NTTファシリティーズを代表とする「NTTグループ・佐賀県企業等連合体」を「吉野ケ里メガソーラー設置運営事業者」に選定し、基本協定を締結した。NTTグループ・佐賀県企業等連合体には、NTTファシリティーズのほか、戸上電機製作所、佐賀銀行、佐賀大学、西日本電信電話が参加している。
メガソーラー建設予定地は吉野ヶ里歴史公園の北西に隣接する未利用地(図1)。1980年台前半、この土地に企業を誘致して工業団地を作る計画があったが、どの企業とも合意に至らず、未利用地のままとなっていた。この土地は平坦で周囲に日陰を作る障害物がないという特長があるため、佐賀県はメガソーラー建設を計画し、事業者を募集していた。
未利用地の敷地面積は約25万6000m2。ここに出力約12MW(1万2000kW)の太陽光発電システムを設置する(図2)。年間発電量は約1万2850MWh(1285万kWh)と見込んでいる。一般家庭の年間消費電力量にすると約3600世帯分に当たるという。
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