ニュース
コンビニで太陽光発電、2014年には900店舗で合計10MWに:自然エネルギー
ミニストップは全国の店舗に、太陽光発電システムを設置していくことを明らかにした。システムの一部は店舗内で使用する電力を作るために使い、店舗にかかる電力コストの削減も狙う。
ミニストップは全国のコンビニエンスストアに太陽光発電システムを設置していく。2012年度末から順次設置を始め、2014年には約900店舗に設置する。合計の出力はおよそ10MW(1万kW)に達する。
1店舗に設置するシステムは出力が12kWのもの。これを売電用(10kW)と、店舗用(2kW)に分け、店舗用のシステムが発電した電力は店舗で消費し、電力コスト削減を図る(図1)。
ミニストップは太陽光発電システムが発電した電力のうち、1店舗が年間に消費する分を約1900kWhと見ている。太陽光発電パネルを屋根に設置することによる遮熱効果も期待しており、空調機器にかかる電力を年間で約1000kWh削減できると予測している。合計すると、太陽光発電システムによる1店舗当たりの節電効果は年間で約2900kWhと考えている。900店舗に設置が完了したら、全店の節電効果を合計すると2610MWh(261万kWh)になる計算だ。
関連記事
- 全国14支店の屋根を利用、発電規模は合計で9MW
ミスターマックスは、支店の屋根に太陽光発電システムを設置していく - 2020年度までに200MW達成へ、イオンが太陽光発電事業に参入
日本各地で大型ショッピングモールを展開するイオンも発電事業に参入する - 小規模な太陽光発電システムを集めて「仮想メガソーラー」に、実証事業開始
富士通とレオパレス21は「仮想的なメガソーラー」を作ろうとしている - 太陽光発電所を2か所で運転開始、ソフトバンクの全国200MW構想が動き出す
ソフトバンクのエネルギー事業が本格的に動き出した - 日本のエネルギー市場を変革する、新制度がスタート
新制度を理解して、節電・蓄電・発電に対する取り組みを効果的に進めたい
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.