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第11鉄 筑波山の正しい順路を教えます……つくばエクスプレス杉山淳一の +R Style(3/4 ページ)

つくばエクスプレスの開業以来、ぐっとアクセスが便利になった筑波山。都心から気軽に出かけられる新しい観光スポットとして人気上昇中だ。つくばエクスプレス、ロープウェイ、ケーブルカーで筑波山観光を楽しもう。

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 地下のつくば駅を出ると、ガラス張りのおしゃれな建物が並んでいる。つくばには筑波大学をはじめとする学術研究施設や、半導体大手インテルの日本法人など、先端企業が集結している。霊験あらたかな筑波山のイメージとは違い、意外と若さあふれる街だ。

 ここから筑波山までは「筑波山シャトルバス」で行くことになる。ケーブルカー乗り場に近い筑波山神社入口までは約40分。ロープウェイ乗り場があるつつじヶ丘レストハウスまでは約50分。ちょっと長めのバス旅だ。しかし景色は退屈しない。道路は並木が整備され、大学などの建物は緑に囲まれていて、アメリカの郊外を走っているようだ。道が細くなると日本の田舎の風景に戻り、車窓右手前方に筑波山が姿を見せる。

つくば駅はオシャレな街(左)。バスで筑波山へ(右)

筑波山はロープウェイ、ケーブルカーの順で回るべし

 筑波山は男体山と女体山が連なっていて、ケーブルカーは男体山寄り、ロープウェイは女体山にある。麓(ふもと)はバスで連絡しており、頂上は尾根道で結ばれている。これらを組み合わせた回遊路ができていて、巡りやすいところだ。乗り物も楽しめるし、ちょっとした山歩きも楽しめる。ケーブルカーで上ってロープウェイで降りるか、逆にロープウェイで上ってケーブルカーで降りるか。どちらがいいかというと、先にロープウェイに乗った方がいい。つまり「シャトルバスで終点まで行く」が正解だ。

 なぜなら、麓のケーブルカー乗り場までの道が長い上り坂になり、山頂の尾根道が意外と険しいから。先にケーブルカーに乗るパターンでは、筑波山神社入口のバス停からケーブルカー乗り場までがかなり長い上り坂になる。ケーブルカー乗り場は筑波山神社の奥にあって、階段の数も多い。ケーブルカーの筑波山頂駅からロープウェイの女体山駅までの尾根道も上り坂が多い。逆回りで先にロープウェイに乗れば、これらの坂はすべて下りになる。このほうが絶対にラクだ。筆者は先にケーブルカーに乗るルートで懲りている。だからロープウェイで上った方がいい。尾根道の距離は短いとはいえ立派な山道で、ハイヒールや革靴は通用しない。

ヨーロッパスタイルのロープウェイ(左)。尾根道は意外と険しい(右)
ケーブルカーで降りよう

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