2015年7月27日以前の記事
検索
コラム

第18鉄 スハフ12形客車で行く紅葉の旅――わたらせ渓谷鐵道杉山淳一の +R Style(1/5 ページ)

春夏秋冬、いつ出かけても四季折々の車窓が楽しめるのが「わたらせ渓谷鐵道」だ。特に終点・間藤までの約36kmは大自然が作った庭園のようで、雨の日さえも風情アリ。東京から日帰りで行かれるところに、こんな極上の路線がある。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena

 燃えるような紅葉に囲まれてみたい――そんな願いは、意外と東京の近くで実現する。オススメは群馬県のわたらせ渓谷鐵道だ。


今回のルート(GoogleMapsで、筆者による地図のコメントと説明を読むことができます)

紅葉シーズンのトロッコ座席は予約が確実

 浅草発7時40分発の「特急りょうもう3号」は、途中の北千住や東武動物公園でたくさんのお客さんを乗せて快走する。東京スカイツリーのふもとを駆け抜け、複々線区間あり、複線の先行列車の追い越しあり、ラストはのどかな単線区間となる。この列車の車窓も楽しくて飽きないけれど、詳しく書くと本稿の終わりまでに紅葉へたどり着けない。

わたらせ渓谷への最短ルートは東武特急「りょうもう」だ(左)。東武浅草駅の駅弁「鬼平の鳥めし」。ちなみに鬼平は製造元の会社名(右)

 終点・赤城駅の1つ手前、相老駅に09:22着。ここがわたらせ渓谷鐵道との接続駅になる。町歩きが好きな人は赤城駅まで行ってもいい。赤城駅からわたらせ渓谷鐵道の大間々駅までは徒歩で約20分。「東国文化歴史街道」というだけあって、懐かしい建物がいくつか観られる。木造の大間々駅も歴史的な建物の1つだ。わたらせ渓谷鐵道の中心で、車両基地もある。トロッコ列車の始発駅でもある。きっぷは「一日フリーきっぷ」かオススメ。1800円で乗り降り自由な上に、大間々−間藤の往復運賃より安い。


今回は紅葉のわたらせ渓谷鐵道。まずはディーゼルカーで北上
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る