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第43鉄 「元レッドアロー」、アルペンルートを走る――富山地方鉄道杉山淳一の +R Style(2/6 ページ)

子どものころ、西武鉄道の新型特急列車5000系レッドアローが憧れだった。デビューから40年が経った5000系は、今、富山地方鉄道で立山黒部アルペンルートの一翼を担っている。懐かしの車両から最新のLRTまで富山地方鉄道で活躍するさまざまな車両を紹介しよう。

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車内はよく整備され、ちょっぴりリニューアル

 レッドアロー時代は最長8両、最短4両で運行された16010形は、現在は2両編成のワンマン運転だ。運転台付きの電車が背中合わせで、プラレールより短い。多客期は中間車を1両増結した3両編成になるらしいが、その運行もこの旅の翌週、10月16日が最後になったそうだ。リクライニングシートに深く腰掛けると、観光特急ならではの大きな窓で視界も良好。外観はちょっとくたびれた感じもあったけれど、車内はよく整備されている。大事にされているんだなあ。


懐かしの元西武5000系「16010形」

 僕は西武鉄道で活躍していた5000系を知らない。だからどこをどう改造したのかはよく分からない。でも、おそらく出入り口と客室の仕切りにあったはずの壁と扉は撤去されたようだ。そして、連結面の座席の配置に違和感がある。たぶんここは車掌室やトイレがあったのではないか。そこには座席の他にジュースの自動販売機がある。トイレがあったところに飲み物の自販機……いや、これは知らぬが仏かもしれない。


室内はちょっとリニューアルされている

大きな窓で景色を楽しめる

 電鉄富山から宇奈月温泉は、富山地方鉄道の「本線」だ。本線といっても、複線区間はとなりの稲荷町駅まで。稲荷町からは上滝線が右へ分岐して、残り51.7kmは単線になる。この急行電車は電鉄富山から寺田までは各駅に停まる。寺田からは右へ立山線が分岐する。つまり、本線がもっとも日本海側を走っている。ただし、まだ海までは遠く、農村地帯の向こうに立山連峰が見える。

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