2015年7月27日以前の記事
検索
連載

陶酔の世界が待ち受けている「フェラーリ458イタリア」岡崎宏司のクルマ DE トリップ(1/3 ページ)

スペックを告げられると、「俺じゃ運転できない!」と思ってしまうかもしれない。しかし、ATモードで町を流せば、乗り心地もよくリラックスできる。もちろん「戦闘モード」にスイッチオンすると……。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
LUXURY TV

著者紹介:岡崎 宏司(オカザキ コウジ)

1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。

※この記事は、LUXURY TVより転載しています。


岡崎宏司
プランシングホース……。この跳ね馬のバッジには無数の物語が詰め込まれています

 フェラーリは特別な存在のクルマです。フェラーリはクルマ好きの憧れの頂点に君臨します。あまりにも存在感が眩しく、強いオーラが漂っているので、乗りたくても、財力があっても……つい腰が引けてしまう、そんな人さえ少なくありません。

 F1にまで上り詰めた、しかもその中でも数名しかいないような超一級のドライバーでさえ、そのキャリアを「フェラーリのコクピットで締めくくりたい」と、願っているのです。

 繰り返しますが「フェラーリは特別な存在」なのです。

 今日、紹介するのは、そんなフェラーリの最新作「458イタリア」。ちなみに、458とは4.5リットル8気筒を表しますが、「イタリア」は、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロCEOが、458の仕上がりの素晴らしさに喜び、祖国の名を与えたとされています。

岡崎宏司
スリーサイズは、4527×1937×1213ミリです

 そんなエピソードのとおり、458イタリアは最高の仕上がりです。まずは、機能と美しさが高度に融合され、斬新なデザインエレメントを随所に見せるスタイリングに惹かれます。ほんとうに美しい姿です。見惚れます!

岡崎宏司
どんなにホットなパフォーマンスの持ち主でも、フェラーリはエレガンスを失うことはありません

 コクピットに入ると、さらにテンションは上がります。コクピット背後に積まれた4.5リットルV8は、570馬力/540ニュートンメートルを引き出しますが、4.5リットルの排気量で9000rpmを許すのもさすがです!

岡崎宏司
ドライバーの正面にはこのレヴカウンターが置かれます。レッドラインは9000rpmから始まります
       | 次のページへ

Copyright (c) 2014 PLOTS Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る