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日産リーフと2週間を過ごして岡崎宏司のクルマ DE トリップ(2/4 ページ)

世界初の本格的量産EV「日産リーフ」に7月中旬から8月頭まで試乗しました。今回の長期試乗を通じて、いちばん「ひどい!」と思ったのは……。

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 走行モードはドライブモードとエコモードを選べますが、エコモードにすると加速がマイルドになり、回生ブレーキがやや強めになります。エコモードでも一般の流れに乗るのにとくに不都合はありませんが、例えば、上り勾配になったり、追い越しをするような場合は、ちょっとしんどさがでてきます。

岡崎宏司
P、R、N、D、ECOを切り替えるセレクター。なかなか使いやすくできています

 エコモードでの電費節約効果は10%ほどとされますが、アクセルペダルの踏力(バネ感的反力)が大きくなるのは、あまりいい感じとはいえません。エコモードでずっと走っていると右足が疲れます。

 そんなことで、僕は多くをドライブモードで走りました。こちらは、走りも、走りのフィールも文句なしです。加速もいいし、なにより、EVならではの瞬発力は気持ちのいいものです。

岡崎宏司
ボンネットの下の眺めです「3気筒横置き?」といった雰囲気ですが、間違いなくEVです

 エアコンは電気を食うので、EVの課題の1つとされていますが、試乗期間中は最高気温が30度前後と、まだそれほど暑くはなく、エアコンも26度くらいの設定で大丈夫でした。そんなことで、エアコンが走行距離に及ぼす影響は、だいたい20%程度といったところでした。その後の猛暑時の試乗だったら、30%以上になっていたかもしれません。

 電気を食うといえば、高速道路はやはりきついです。日本の高速道路はアップダウンも多いし、空気抵抗の影響もけっこう大きいのでしょう。高速道路を走っていると、「残量計の目盛りの減りの速いこと」が明らかに実感できます。

岡崎宏司
センターコンソール周りのデザインは、もう少しモダンな雰囲気がほしい感じです

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