秋のデザインイベント、伊勢丹新宿店のテーマは？（1/3 ページ）

デザインタイド トーキョーにエクステンション会場として参画する伊勢丹新宿店。今回のテーマは「ラブ・コミュニケーション」。

[草野恵子，エキサイトイズム]

エキサイトイズムとは？

「高い美意識と審美眼を持ち、本物を知った30代男性」に向けたライフスタイルのクオリティアップを提案する、インターネットメディアです。アート、デザイン、インテリアといった知的男性の好奇心、美意識に訴えるテーマを中心に情報発信しています。2002年11月スタート。

※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。

　2011年もDESIGNTIDE TOKYOにエクステンション会場として参画する伊勢丹新宿店。今回のテーマは「LOVE COMMUNICATION（ラブ・コミュニケーション）」。未曾有の大震災を経験した今年ならではともいえるテーマ、誰かを思いやる気持ちの大切さを喚起させるホットなメッセージがさまざまなプロジェクトに反映されている。

　つねに新鮮な話題を振りまく、セレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON」とのコラボレーションでは、インテリアファブリックスの老舗ブランド「クリスチャン・フィッシュバッハ」の端布を使用したクッションやバッグをはじめ、サダハル・アオキの、洋菓子の製造過程でどうしても発生してしまう切れ端を集めてスペシャルなパッケージに詰め込んだ特製スイーツなど、レアアイテムが目白押し。さらに伊勢丹の廃棄処分される制服をクッションやトートバッグなどに生まれ変わらせたリメイクプロダクトも登場する。

クリスチャン・フィッシュバッハの端布を使用したバッグ

伊勢丹の制服をリメイクしたトートバッグ

クリスチャン・フィッシュバッハの端布を使用したクッション

　今回の目玉企画「LOVE CHAIR COLLECTION with HIRAMEKI」と連動して、フィンランドのテキスタイルブランド「Lapuan Kankurit（ラプアン・カンクリ）」のアイテムも多数登場する。「Lapuan Kankurit」はフィンランド西部の小さな町“Lapua”に創業したテキスタイルメーカーで、リネン製品についてはフィンランドではじめて“Master of Linen”の称号を受けた有名なブランド。今回は日本人テキスタイルデザイナー、鈴木マサルさんによるウールブランケットを中心に、リネンテキスタイルの新作も登場予定だ。

ヒツジが描かれたウールブランケット