インタビュー
アナログ時計なのに多機能、本格派すぎるアウトドアウォッチ――PRX-7000T:PROTREK開発者インタビュー(3/4 ページ)
4月6日に発売になった「PRX-7000T」は、カシオのアウトドアウォッチ「PROTREK」シリーズの最高峰だ。8000メートル超級のヒマラヤ登山にも持って行けるというその“本気さ”の理由を、開発者に取材した。
アナログモデルならではのりゅうずで、ライトボタンを押しやすく
プロトレックは多機能で、時間だけでなく、方位、高度、気温、気圧などさまざまな情報を表示しなくてはならないだけに、一般の腕時計に比べてボタンがたくさんついていた。
PRX-7000Tでは、アラーム、ワールドタイム(都市名)、高度のセット※などにりゅうずを用いる。りゅうずを引いて、クルクル回してもどすことで、各種の設定ができるのだ(前ページの動画を参照)。
※高度と気圧は同じセンサーで測定しており、気圧に連動して高度の値が動く。例えば、気圧が急に下がると、同じ場所にいても高度の値が上がる。
りゅうずを設定に使うようになったことにより、前モデルでは時計の周囲に6個あったボタンを5個に減らすことができた。恩恵を受けたのは6時の位置にあるライトボタンだ。これまでのモデルでは同じ位置にアジャストとライトの2つのボタンが並んでいたが、アジャストボタンで行っていたことをりゅうずに割り振ったため、ライトボタンを大きくすることができた。
そのライトだが、かなり明るい。実際につけてみてもらったが、暗闇の中ならちょっとした懐中電灯代わりにも使えそうだ。「(プロトレックには以前からライト機能が付いていたが)アナログ時計にするということで、始めは取りたいなと思っていました。しかし『やっぱりライト機能は欲しい』『蓄光じゃダメだ』と言われて、PRX-7000Tにも付けています」
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